5月スタート!ー連休過ぎたら頑張りどきが待っている

こんにちは,大学受験kawaiラボの河井です。羽衣に開校して5年超=奈良に引っ越して5年のうちにすっかり大阪の地理を忘れてしまっていた(大阪市には30年以上住んでいたのに!)らしく,鶴見校のある緑は道路の向かい側が城東区で,ちょっと北の関目高殿の駅よりちょっと北側は旭区だとこの2週間ぐらいで気付いた次第です。だからランディングページで掲載しているスタッフ(AI)のコラムのタイトルに書いている区名がちょっとずつ伸びていっているのです…笑

最近は生成AIが流行りで,主に情報を収集して分析+整理整頓して解答にしているのだと思うのですけど(細かな仕組みまでは知らないですごめんなさい),使ってみてこれはすごいなぁと思うことしきりです。ちょいちょい変な文章も作ったりしますが,情報収集の1次整理としては結構できちゃうかも…。前例のあること,解説が巷に溢れていることには強うそうです。一方で,案外数学的な問題解決はできない(生成AIにやらせるなという話かもですが)もので,難関校の定期テストの数学の問題入れたら全く見当違いの計算式出してきたりするので,その辺は餅は餅屋(数学ならWolfram Alphaが無料で使える範囲でも圧倒的に強いかな)なんでしょうね。

さて前置きが長くなりましたが(しかも今日の本論と全く関係なく笑),5月がスタートし,連休の後半戦は控えているものの,5/5には全統共通テスト模試,12には全統記述模試が控え,中旬には中間テスト(2期制だと月末ぐらい)が待っているこの時期の学習であったり,受験に向けてのことを書いていきたいと思います。最後に1つ新しい告知も。

5月の過ごし方を学年ごとにまとめると

最初の中間テストに向けてー高1 ver.

5月中旬には新年度最初の定期テストがやってきます。高1にとっては初めての高校の定期テスト,英数国は2つずつに分割されており,理社はカリキュラム次第ですが,理科基礎3つだったり社会も総合が3つだったりすることもあり,おそらく3年間で最もテストの科目数が多くなることでしょう。週2回ずつの理社は進行が緩やかなので,テスト前1週間前(できたら10日前)からやりたいので,英数を1週間前までにあらかた(ぎりぎりで入ったところを除いてぐらい)をやっつける必要があります。実はGWが終わった頃にはテスト10日前ぐらいなので,少なくともGW後半戦で勉強に割かないわけにはいかないのです。そこで上手にやりくりのもと,1週間前までに終えるべき英数の7割ぐらいまでは片付けておいてもらいたいところです。

最初の中間テストに向けてー高2 ver.

2年生では大きく2つの事態が起こり得ます。ひとつはサボっていないのに(サボるとなおさらになるわけですが)同じページ数のタスクが同じ時間で片付かなくなることです。特に数学に顕著に現れることが多いのですが,1問あたり,1ページあたりの工数の増大から同じかそれ以上に勉強時間を使っているのにタスクが溜まっていくという現象が起こるわけです。もうひとつが理系なら専門理科,文系だと主に歴史の探究が始まり,こちらの重さも1年の時よりグッと大きくなることが挙げられます。これらについて乗りこなすためには時間をより多く費やせる体勢を取る意外にないわけです。勉強一色にするとまではいかなくとも(いかせたがる人は多いですがメンタルが続かない恐れが高いです),上手にバランスを取ることは必須になります。連休中に4月分の内容についてはタスクが片付いている状態であることが望ましいと思います。

最初の中間テストに向けてー高3・受験生 ver.

受験学年について,学校推薦の総合型選抜を主軸に置いている人は高2までと同様に定期テストに重きを置くことになると思います。一方で公募制推薦や一般入試といったペーパーテストを主軸にする人は定期試験のこともありますが,受験勉強を進め,かつ模試で自身の立ち位置や現状の確認,中期計画の修正などを行うことになります。大学受験kawaiラボは全統模試を主に参照しています。そのスコアや偏差値(最近共テ模試だと生点より偏差値見る方がいいのか?となってますが)をもとに目標とのギャップやそのためにすべきことの確認やプランニングをし,夏の模試でまた確認する,という流れになっていきます。そうなると1・2年生に言うように「1日ぐらいはユニバに行ってもバチは当たらん笑」みたいには言えないわけです。模試の帰りなどにスタバの新作を嗜む,少し息抜きのものを見る,そのあたりまでになってしまうことでしょう。それくらいには忙しく過ごしてもらうことになります。

 

大学受験情報セミナーやります!

5月18日(土)の19時半より鶴見校開校を記念して,受験情報に関するセミナーを開催します。決してセミナー慣れしているわけでもないですが,少しでも有益情報をお届けできればと思っています。オンライン参加で特に共通テスト利用の非公開部分をご希望される方はこちらからお問い合わせくださいませ。当日時間が合わない方も録画をお送りさせていただきますので,是非ご一報くださいませ。

日時:5月18日(土) 19:30〜
場所:大学受験kawaiラボ鶴見校(大阪市鶴見区緑1丁目9−8 ドムール緑町2F3・4・7号)
【主なテーマ】
・日常の学習習慣について
・科目選択のアレコレについて
・新課程入試とこれまでの変更点(総合型選抜の件も含めて)
・私立と国公立の選択のアレコレ
・共通テスト利用で私立併願をどうするのか(この部分はオンラインでは申込者のみ配信)
・個別相談会(鶴見校でご参加の方,オンライン参加の方は別途相談)

 

2024年度大学受験kawaiラボ 募集要項

新年度生徒募集についてです。大学受験kawaiラボでは河井を始め専任2名とOBの学生講師のサポートのもと,頑張っていこうという生徒の皆さまを募集します。ぜひご検討いただき,また,お知り合いの方にお薦めくださいませ。

当教室は集団個別指導という形態をとっています。各自がやるべきことに取り組みつつ,必要に応じてフォローや講義形式を交えながら学習を進行させていきます。週回数や科目数の授業料でないのですが,学習環境とサポートのサブスクリプションのようなもの,とお考えいただくと比較的分かりやすいかと思います。

以下に諸費用を記載しますので,ご検討頂き,ぜひ一度大学受験kawaiラボでお話からさせてください。お問い合わせはこちらから。https://kawai-lab.co.jp/contact.html

<高3・浪人生>
授業料月額:55,000円
入塾金:16,500円(紹介の方は5,500円引き)
年間維持費:19,800円(3月〜,中途入塾の場合月割り)
春季授業料(3月):33,000円
夏季授業料(7月):55,000円
冬季+直前対策授業料(12月):55,000円(上記3つは通常授業料に上乗せ)

<高1・2>
授業料月額:44,000円
入塾金:16,500円(紹介の方は5,500円引き)
年間維持費:19,800円(3月〜,中途入塾の場合月割り)
春季授業料(3月):11,000円
夏季授業料(7月):33,000円(上記2つは通常授業料に上乗せ)

<中学生>
授業料月額:33,000円
入塾金:16,500円(紹介の方は5,500円引き)
年間維持費:19,800円(3月〜,中途入塾の場合月割り)
 

オンラインに関しては河井含め専任スタッフのキャパシティと時間相談次第です。持ち上がりの生徒が優先になり,残枠は極めて少なくなっています。ご相談はお早めに。


GW始まりましたが大学受験kawaiラボは開室中!

こんにちは,大学受験kawaiラボの河井です。今日からGWが始まりました。始まりましたが大学受験生を多く抱える大学受験kawaiラボは平常通りに開けております。羽衣校は全日14時から,鶴見校は提携の学習塾SeeDさまのスケジュールに沿って開室しております(月曜:松浦,水曜:河井,金曜:笹野が在室しております)。新年度が始まって1ヶ月経って中間テストに向けて不安がよぎるだとか,部活の引退がちょうどこの時期で,という方,お休みではないのでご遠慮なくご連絡ください。お問い合わせについてはこちらからどうぞ。

GWの過ごし方について

高3・浪人生の受験生の人たち

さてGWですが,大学受験生は全部自分のお勉強に使ってください,以上。と基本なるわけですが,映画1本だったり,少しのYouTubeの時間だったり,マクドによって1時間喋るとか,上手な息抜きを心がけてください。確かに勉強時間の確保は大事ですし,よくいろんな人が「最低限の睡眠時間以外全て勉強に当てろ,それ以外は全て無駄/不要」みたいに言います(言ってる人のうち受験生の時に本当に行ったことを実行したのはどれだけか問いたいけど)し,客観的というか機械的に判断すれば確かにその通りなのですが,人間は感情の動物であることを無視していると言わざるを得ません。何事も0か100の思考になって行き過ぎるのは心身,特に心に過負荷を与えてしまいますので,上手なガス抜きは欠かさないようにしてください。

高1・2の人たちへ

一方で高1・2では学校からの課題,4月の進行分のワークの対応などをきちんとすること,GWすぎると中間テストまだ1〜2週間程度であることを踏まえて,上手にバランスをとるようにしてください。ここで100勉強だけにしてリードを,みたいな極論に流れ過ぎないように,1日や2日ユニバのひとつ,カラオケのひとつでもいけばいいんじゃないかなぁと思います。家族旅行があるなら,それも家族優先で過ごす日を持って頂いていいと思います。要は全体としてのバランスですので,上手に過ごしてもらえればと思います。

2024年度大学受験kawaiラボ 募集要項

早速ですが,新年度生徒募集についてです。大学受験kawaiラボでは河井を始め専任2名とOBの学生講師のサポートのもと,頑張っていこうという生徒の皆さまを募集します。ぜひご検討いただき,また,お知り合いの方にお薦めくださいませ。

当教室は集団個別指導という形態をとっています。各自がやるべきことに取り組みつつ,必要に応じてフォローや講義形式を交えながら学習を進行させていきます。週回数や科目数の授業料でないのですが,学習環境とサポートのサブスクリプションのようなもの,とお考えいただくと比較的分かりやすいかと思います。

以下に諸費用を記載しますので,ご検討頂き,ぜひ一度大学受験kawaiラボでお話からさせてください。お問い合わせはこちらから。https://kawai-lab.co.jp/contact.html

<高3・浪人生>
授業料月額:55,000円
入塾金:16,500円(紹介の方は5,500円引き)
年間維持費:19,800円(3月〜,中途入塾の場合月割り)
春季授業料(3月):33,000円
夏季授業料(7月):55,000円
冬季+直前対策授業料(12月):55,000円(上記3つは通常授業料に上乗せ)

<高1・2>
授業料月額:44,000円
入塾金:16,500円(紹介の方は5,500円引き)
年間維持費:19,800円(3月〜,中途入塾の場合月割り)
春季授業料(3月):11,000円
夏季授業料(7月):33,000円(上記2つは通常授業料に上乗せ)

<中学生>
授業料月額:33,000円
入塾金:16,500円(紹介の方は5,500円引き)
年間維持費:19,800円(3月〜,中途入塾の場合月割り)
 

オンラインに関しては河井含め専任スタッフのキャパシティと時間相談次第です。持ち上がりの生徒が優先になり,残枠は極めて少なくなっています。ご相談はお早めに。


今日から新しい年度の始まりー学習習慣のあり方とそのサポートを

こんにちは,大学受験kawaiラボの河井です。今日は4月1日,新年度の始まりの日ですね。去年まではこの頃にはちょっと桜終わりかけのことが多かったように思いますが,今年はちょうど入学式に合わせた開花のようなので,春らしい(ただ昨日今日ともはやちょっと暑い)スタートになるのではないでしょうか。

新年度に合わせて,羽衣校と鶴見校の両方の地域で新聞折込を明日4/2に入れさせてもらいます。羽衣校浜寺公園駅の周辺から羽衣,高石駅,泉大津駅にかけての南海沿線を中心に,鶴見校は新森古市駅から今福鶴見駅,横堤駅の近辺までの日経,読売,産経,毎日,朝日の5紙に折り込んでもらっています。是非お手に取って検討して頂ければと思います。よろしくお願い致します。お問い合わせはこちらから

さて,今日の本題は新年度に向けてのスタートについてです。もちろん営業込み込みではあるのですが,4月ならではこれだけは意識しておいてね,ということを中心に書いていきますので,是非参考にしてください。

新年度だからこそフレッシュな気持ちを

新年度というのは誰もが心に確固としたものをもつ,そういったタイミングです。授業内容としても3月で一区切りついていることが多く,足並みが揃っており,気分一心で取り組むことができる季節です。一方で細かな用件(身体測定など)があり,授業もガイダンス的なところから探り探り始まってくることも多く,余裕があるだろうと思ううちにペースチェンジに置いていかれやすい,そういった事象の序奏になる時期でもあります。余裕があるうちにリズムの確立と修正・安定化を図っておく必要があります。

受験生に向けて

受験生は自分の方向性に対して待ったなしのタイミングであります。自分の人生設計から志望校や志望学科が逆算され,受験科目も決まってきていることでしょう。学校の科目との噛み合わせ(使わない科目があるとか)と評定の必要性など考慮しながら学習を進めていく必要があります。指定校と言われる学校推薦や総合型選抜を主軸にする人は,学校の学習を主体に据えればいいのですが,万が一のために一般や公募推薦を受けられるよう,軸となる科目の学習は行っておきましょう。

浪人生は予備校の生活が中心にはなると思いますが,自分の受験科目の中で柱になる科目の教科と弱みの克服のバランス配分が大事です。現役生も同じことは言えるのですが,弱いところのことを気にして強みを磨かない,というのもまた失敗の要因になり得ます。整えるだけでなく牙を持つこと,これを意識してもらいたいと思います。浪人生は現役生以上に予備校がみっちり詰まっていることが往々にしてあります。そこで,自分のやるべきこととのパワーバランスを取っていかないと,自分の補強ができない,というジレンマとうまく付き合うようにしてください。

数学や物理化学など,手の動かし方が鍵となる科目について,授業を受けるだけでなく自分でとく,その上での修正といったことは集団授業では難しいことがあります。そういったときの補強として,大学受験kawaiラボを考えて頂くのは一つの方策かと思います。

高2が気を付けるべきこと

無事に高1を乗り越えての今,去年と同じようにやればいいだろ,と思っている頃ではないでしょうか。それはある意味で正しくある意味で間違っているわけです。正しいのは同じようにやらねばならないという「自覚」の部分,間違っているのは去年と同じ物量でいいだろうという「見積もり」の部分です。文理選択で理科か社会のどちらかが重くなる方はコマ数から大変さの想定がなんとなくでもできてきますが,英数の見積もりが去年と同じではまずい。目に見えて響いてくるのは数学のワーク。4stepやサクシードなどのワークのページ数こそ去年と同じ量のように見えて,1ページごと,1問ごとの工数が大きくなります。河井がよく「去年よりサボっているわけではないのになぜかタスクは溜まっていく」と声をかける所以です。

あとはやはり数学の件ですが,よりシステムとしてしっかり把握し,その運用をしっかりできる,というところまで取り組まないといけない単元が多いように感じます。IAの方が人の知恵で取り組む,IIBIIICはシステムに立脚して処置する,というのがしっくりくるところがあります。その部分は練習でないとクリアすることができないので,同じではなくより多くの学習時間が求められることになります。

新高1の今だからこそ

新高1の皆さん,入学おめでとうございます。新しい環境(一貫校の人はそれほど感じないかもですが)で新しい内容に関わっていくスタートですね。特に高校入試組の人にとって,中学の頃とは学校のワークの重さが違う,予習復習の必要量が違うことを覚悟しておいてください。中学の時はテスト前にワークを作業としてババっとやればいい,というイメージが強いですし,入試にはそれほど役に立たない簡単なもの,という印象で取り組んでいたことでしょう。ですが,高校のワークは入試一歩手前まで踏み込んでいるものがほとんどですし,テスト1週間前に範囲を聞いてそれから,だと確実に間に合わない代物です。日頃から消化をすることが必要になります。今は内容的にもまだ余裕があるかもしれませんが,余裕があるうちにサイクルを作ってしまうことが重要です。

基本的にはどの科目も予習,ということを言う人が多い印象ですが,河井は英語と古典は予習(ただし文法だけやっている時は復習重視でいいと思いますが),数学や理科,社会科目は復習重視でいいと思っています。英語はまず読んでみて単語調べと構造的な不明点をチェックしておく,英文法は該当範囲を解いてみておく,その上で授業・復習で覚えきるという形になります。古文も英語リーディングと項目的には近いものがあります。現代文は文法的な不明点はないかもしれませんが。一方数学は予習は心の準備程度でもいいと思いますが,学んだことを使っていく復習の部分が大きく,ここをしっかりしないと早々に置いていかれがちだと思います。理科も特に物理や化学の計算にこの傾向が見られます。また,化学や生物,社会科目では反芻による知識の定着を大切にしていくことが重要です。

日単位で完璧を期そうとすると崩れたら取り返しにくい,そこで一気にやる気ごと消失して大崩れにつながることがあります。週単位程度で計画を立たり,授業の進行とリンクできていれば十分でしょう。また,隙間をしっかり用意して,緩衝材的にすること,リフレッシュに充てられるように,3年間続けると言うことを念頭に過ごしてもらいたいと思います。

 

以上,つらつらとなりましたが,新年度にあたって気を付けることを学年別にお届けしました。少しでも参考になれば幸いです。


もうすぐ新年度,5周年を迎えた大学受験kawaiラボで新学年を頑張りませんか

こんにちは,高石市・堺市西区・大阪市鶴見区の大学受験kawaiラボの河井です。思ったより暑い!となったら今度は寒い上に雨ばかり!となって桜の開花予報さえ当たらない今日この頃ですが,皆さま体調を崩されてはいませんか?この天候の変動は気圧変化に弱い河井にとっては正直耐え難い厳しさです。あまりの厳しさに思わず,「気圧変化少ない」で将来の引越し先を検索してしまいました…。1番良さげなのはサンディエゴですが,これは今の円安と物価高では現実的ではありませんでした苦笑

さて,この3月22日に大学受験kawaiラボは5周年を迎えることができました。科目のこと,大学受験のシステムや戦術はともかく,経営だとか事務作業だとかそういったことには全くといっていいほど疎い河井の運営でここまで持ち堪えることができたのは,集ってくださった皆さまの支えがあってこそです。改めてここに厚く御礼申し上げます。ありがとうございます。

 

2024年度大学入試合格実績のご報告

さて,5年目の今年の大学入試の合格実績を掲載します。この1年間,本当によく頑張って取り組んでくれていたなと思います。いい結果にせよ,残念な結果だったにせよ,新天地で次の人生の輝きを得るために頑張ってもらいたいと思います。

6年目の次年度もみんなにとってのよい結果・よい進路を追求してまいりたいと思います。引き続き,皆さまのご理解とご協力を賜りますよう,お願い申し上げます。

2024年度大学受験kawaiラボ 募集要項

早速ですが,新年度生徒募集についてです。大学受験kawaiラボでは河井を始め専任2名とOBの学生講師のサポートのもと,頑張っていこうという生徒の皆さまを募集します。ぜひご検討いただき,また,お知り合いの方にお薦めくださいませ。

当教室は集団個別指導という形態をとっています。各自がやるべきことに取り組みつつ,必要に応じてフォローや講義形式を交えながら学習を進行させていきます。週回数や科目数の授業料でないのですが,学習環境とサポートのサブスクリプションのようなもの,とお考えいただくと比較的分かりやすいかと思います。

以下に諸費用を記載しますので,ご検討頂き,ぜひ一度大学受験kawaiラボでお話からさせてください。お問い合わせはこちらから。https://kawai-lab.co.jp/contact.html

<高3・浪人生>
授業料月額:55,000円
入塾金:16,500円(紹介の方は5,500円引き)
年間維持費:19,800円(3月〜,中途入塾の場合月割り)
春季授業料(3月):33,000円
夏季授業料(7月):55,000円
冬季+直前対策授業料(12月):55,000円(上記3つは通常授業料に上乗せ)

<高1・2>
授業料月額:44,000円
入塾金:16,500円(紹介の方は5,500円引き)
年間維持費:19,800円(3月〜,中途入塾の場合月割り)
春季授業料(3月):11,000円
夏季授業料(7月):33,000円(上記2つは通常授業料に上乗せ)

<中学生>
授業料月額:33,000円
入塾金:16,500円(紹介の方は5,500円引き)
年間維持費:19,800円(3月〜,中途入塾の場合月割り)
 

オンラインに関しては河井含め専任スタッフのキャパシティと時間相談次第です。持ち上がりの生徒が優先になり,残枠は極めて少なくなっています。ご相談はお早めに。

大学受験kawaiラボ 鶴見校開校のご報告

このブログでは申し上げそびれていたのですが(このHPの調整がうまくできていないため,というのが言い訳です苦笑),実は3月20日に学習塾SeeDさまからお声がけ頂き,共同の校舎に入らせて頂く形で大学受験kawaiラボ 鶴見校を開校しました。鶴見校では高校生及び大学受験指導に専念させて頂く形で運営します。進学塾SeeDで小中学校の学びを経て大学受験kawaiラボ鶴見校へ,という流れができればいいな,と考えています。4月2日の火曜日にこちらも地域に新聞折込は入りますので,ぜひ手に取って頂いてご検討くださいませ。

大学受験kawaiラボ 鶴見校については河井が水曜日,月曜日と金曜日は専任講師が常駐し,他の日には羽衣校と繋いで常時対応できる体制を構築中です。また,状況と相談して学生講師に常駐をお願いすることも考えています。まだ立ち上がったところなので,来て頂く方とコミュニケートしながら作っていければと思います。


共通テストに思うところと大学受験kawaiラボが考えることと2024年度新年度募集について

こんにちは,羽衣・浜寺・高石の大学受験kawaiラボの河井です。ずいぶんブログもご無沙汰してしまいました…。というのも,2023年度は大学受験生が開校以来最も多く,ちょっとドタバタしました。あとは加齢による体力の低下があるように思います。ちょっと40代,色々調整が必要かもしれません(といいつつ,何か新しいことも2つぐらいやるらしい,もうちょっと調整がついてからリリースします)。

共通テストについての雑感

共通テストについては一言で「こう来たか,今後もこう来るかな」という感想になります。大学入試センターが考える思考力(と言っていいかどうか論議がありますが)=大量の情報を含む文章を読んでそれに基づいて処理する能力というところが強く出ているように感じています。特に理科では初見の実験や設定を持ち込み,0から基本性質や法則から考えていくこと,もしくはリード文の説明に沿って適切に処理する能力が求められています。

この形式になると,基本事項を覚える(いわゆる一問一答的な知識)や,問題集をきちんと取り組み問題とその対処法をセットで習得する,といういわゆるきちんとした勉強法の生徒が辛い思いをしがちです。どうしても知識ベース,そして経験ベースでこれまでの経験の中に解決法を探すタイプだと,初見に対してうまくできないことが多く起こります。また,考えているようで探しているだけであるために,新しい設定について考えることができていない可能性が高くなっています。

結局のところ,今の共通テストは勉強,というよりは問題対応の思考法にその成否がかかっていると思われます。例えば京大などを志望して,志望校の過去問で初見の問題ばかりぶつかるタイプ,もともとよく考えるタイプ(スピードについては別件ですが)にとっては,学習が進行していればこちらから何かを言うまでもなく自然にクリアしていきます。一方で,習得した通りにやるタイプにとっては初見のところがどうにもやりにくい,なんのことやらになりがちになっており,真面目さをもって取り組んでいくタイプに苦戦が見られやすいです。その思考法の系統が共通テスト対策を紐解くひとつの鍵になるのではないかと考えています。

共通テスト対策のあり方の再考

問題解決の対応法のタイプが共通テストの成否の鍵になっている,という考えについては上述のとおりです。だからといって全員に京大や東大の問題に取り組んでもらうのは労力や時間を注ぎ込んだ費用対効果を考えると,なかなか万人受けは難しいのではないかと考えています(やれれば完璧なような気はしているんですけど)。そこで現在考えているのが問題について受験生たちで議論をし,更に我々スタッフと討議するような学習を組み込んでいけないか,ということについて考えています。1学期〜夏休み中盤までの基礎知識の習得時期はともかく,共通テストの対策を組み込んでいく頃にはこういった取り組みを入れて行こうと計画をしています。

本題となる大学受験kawaiラボ2024年度の募集について

さて,大学受験kawaiラボでは2024年度をともに頑張っていこうという生徒の方を募集します。3月に説明や体験授業を受けて頂いて,春休みから頑張っていけると新年度スタートがとてもスムーズにいくのではないかと思います。

まず,当教室の集団個別授業についてですが,特に高1・2年では学校の教材を主体に学校の進行とリンクさせながら進め,基礎の定着を図っていくことが主になります。高3については志望に合わせて,必要な教材を選定し,受験対策を進めていく形になります。ただ,個人の特性と置かれている環境と現状に合わせて取り組み方を考えていくので,必ずしも上述にまとめた通りにはなりませんので,ぜひ一度お話しさせて頂ければと思います。

募集要項

当教室は集団個別指導という形態をとっています。各自がやるべきことに取り組みつつ,必要に応じてフォローや講義形式を交えながら学習を進行させていきます。週回数や科目数の授業料でないのですが,学習環境とサポートのサブスクリプションのようなもの,とお考えいただくと比較的分かりやすいかと思います。

以下に諸費用を記載しますので,ご検討頂き,ぜひ一度大学受験kawaiラボでお話からさせてください。お問い合わせはこちらから。https://kawai-lab.co.jp/contact.html

<高3・浪人生>
授業料月額:55,000円
入塾金:16,500円(紹介の方は5,500円引き)
年間維持費:19,800円(3月〜,中途入塾の場合月割り)
春季授業料(3月):33,000円
夏季授業料(7月):55,000円
冬季+直前対策授業料(12月):55,000円(上記3つは通常授業料に上乗せ)

<高1・2>
授業料月額:44,000円
入塾金:16,500円(紹介の方は5,500円引き)
年間維持費:19,800円(3月〜,中途入塾の場合月割り)
春季授業料(3月):11,000円
夏季授業料(7月):33,000円(上記2つは通常授業料に上乗せ)

<中学生>
授業料月額:33,000円
入塾金:16,500円(紹介の方は5,500円引き)
年間維持費:19,800円(3月〜,中途入塾の場合月割り)
 

オンラインに関しては河井含め専任スタッフのキャパシティと時間相談次第です。持ち上がりの生徒が優先になり,残枠は極めて少なくなっています。ご相談はお早めに。


1学期期末テストはもう近い,テスト対策はどうですか?

こんにちは,高石市の集団個別指導塾,大学受験kawaiラボの河井です。台風の大雨があったり暑かったり,そうでもなかったりまた暑かったり,と天候不順を感じる今日この頃,皆さまいかがお過ごしでしょうか?最近,スタッフ扱いの「謎のゴーストライターくん」がお届けするコラムランディングページに暗躍していますが,いかがなものでしょう?基本的に河井はこれには手を入れておらず,このブログとあっちのブログページInstagramと連動した記事(なお,Instagramは字数制限があるので,ちょっと削ってたりします。あくまでこっちが本体です!笑)を書いております。まぁこの辺は最近流行りのGoogle検索への対策とかいうやつです。こんな自分でも,ちょっとぐらいはGoogleに養分を与えるようなお仕事にも手をつけるのです(笑)

前置きが長くなりましたが,今日はちょっとTwitter界隈を賑わせているテスト対策のお話をします。まぁそんなにやいのやいの言うほどの話題でもないのですが…。

一般的にテスト対策とは

とりあえず,一般的なテスト対策のアレコレについて書いていきましょう。テスト前1週間前から部活動が休みになるので,一気に提出物を仕上げて,詰め込むだけ詰め込んで…。これが一般的なテスト対策になりがちです。開校する前,個別指導塾に勤めていましたが部活動の大変さなどから日常の時間が足りない中高生はたくさんいて,それでもなんとかしなきゃ…というところの折り合いとしてこのようになってしまう。それをよくないと言えばいくらでも言えますが,「なんとか確保している学習機会」という意味では肯定的に捉えておきたいですね。

望ましいテスト対策とはどういうものか

もちろん,上述のようなギリギリを攻める,みたいなのはあくまでも「次善の策」であります。常に学校の授業の進行を見計らいながら,週単位程度で大体合わせられていて,テスト前1週間で全体の仕上げをしましょう,というのが理想的なのは間違いないです。特別なテスト対策が不要,と言い切るには一種の区切りや節目,チェックポイントとしての定期テストの位置付けがちょっと軽いかな…と思わなくもないです。とはいえ,そのような取り組みは日常の延長線でしかないよ!という意図でなら,特別なテスト対策は不要とも言えるでしょうし,塾として勉強の場と時間の確保・提供にとどまるというのも分かることではあります。

一方で定期テストの過去問で合わせるのかいいのかどうか,というとこれは個人的にはあまりよくないのでは,と考えているわけです。理屈は3つで①定期テストの過去問は公開・販売されていない(つまり学校から配布されたら問題ない),②作成者を転勤などあっても追跡になる,③教科書改訂に対して無力かも,の3つです。これについては公式に配布なりしてオープンにやれれば別に文句を言うほどのことではないですが。一方,中高とも真1年はテストの雰囲気を知るためのサンプル問題があれば,入学後のギャップの減少につながるのではないかと思います。

大学受験kawaiラボの定期テスト対策は

といっても特別な枠組みを作るわけでもなく,部活動が休みだとか,テスト期間中は昼間から来れるようにしてあると言うだけで,日々に追われていた人はちょっと力づくでペースアップして乗り切ろうとする努力をしますし,順調に進められてきた人は確認と練習量の充実が中心となります。テスト前・テスト中は忙しい,というのが塾の定説みたいなところがありますが,個人的には人が多いけどちょっと暇かな…(誰も構ってくれないな)という感じになっています。

とりあえずできるだけいい準備をしてベストを尽くそう

結局,各自の状況や進捗に応じてちょっとでもいい準備をする,それに尽きるのです。大学受験kawaiラボは大学受験kawaiラボなりに,その最善を尽くせる環境の提供に努めていきます。


定期試験も模試も後の行動のほうが大事

こんにちは,大学受験kawaiラボの河井です。遅い学校も1学期の中間テスト(2期制のところはごめんなさい!)が終わった頃ではないかと思います。特に高1は中学校の定期考査とまたくちがった物量や科目数,提出物の量に圧倒されたのではないかと思います。高3だと第1回の模試が終わって,判定に焦っているかもしれません。ですが,その結果の一喜一憂はその場限りで置いておいて,やらなければいけないことがあります。

ワーク/取り組みの進捗について

学年問わずに言えることとしては「週単位での進捗にこだわる」ことではないかと思います。高1ですと学校の進捗に対して,週末にはその該当範囲までワークを進めておくということが肝要ではないでしょうか。全科目これができるのが理想ですが,数学や古典(文法)についてはこの取り組み方が有効であると思います。一方,英語については文法であれば付随の文法書を通読して問題を解いておく,テキストについては読んで単語調べして和訳という事前準備が重要になるでしょう。古典の本文についてもこのような形がよいでしょう。両者の違いは「習ったことを活用できるようにする」のと「不明点を知るために授業に参加する」ことの違いにあると考えています。(個人的には数学は予習もいいけど,それ以上に復習の方が重要と考えています。)

上記では英数古典しか言及していませんが,まずはこれらをきちんとするところから始めましょう。欲を言えばどこまでも,ですが,まずはここから。定期試験1週間前までこの体制が取れていればこれらの科目の残り分量はわずかですので,他科目に重点的に時間を割くことが可能になります。

高2になると文系・理系に分かれてきます。高1の秋には文理選択をしていきます。自分の進路の方向性を考えていくことになりますし,文系・理系各々で負担の偏りが生じてきます。文系は英国に磨きをかけるのが最優先,続いて進路次第ですが数学・社会になるでしょう。2次に社会の記述があるとか,私大で社会を選択する人は社会の進行を気にし始めておくべきです。一方,社会ではなく数学を軸にする人は英国と同等に数学に取り組まないといけません。

一方,理系の人はどうか?圧倒的に理科のウエイトが大きくなってきます。数学理科2科目(私立専願の人の多くは1科目ですが)と英語を優先的にやる必要が出てきます。理科も高1の頃のだいたい2倍のコマ数,ということはテストごとに2.5倍や3倍の進行度もありえますし,また,手間暇のかかり方が変わってきます。その辺の変化に合わせた対応が必要となります。

高3では教科書が徐々に終わり,授業も演習授業が多くなってきます。この場合は予習と復習のウエイトが変わってきて,個人差や科目間でのバランスはあるものの,ざっと1:1近くになるかと思います。また,受験勉強として取り組むものについても,1週間単位で進捗を図るようにしましょう。計画を立てる時は週末に予備日を設けておき,計画からのズレを調整したり,余裕があれば更なる強化に使ってもらえれば良いかと思います。

自分の特性と向き合う

自分の勉強を計画通り,滞りなく進めたとしても,まだうまくいかないことがあります。定期試験でもそうですし,模試ならば尚更起きうることであります。同じ湯に勉強してもスムーズに進む科目,いかない科目があるでしょう。また,ワークをきっちりやっても類題になるとあれ?となる人もいるでしょう。そういった自分の特性に対してどのように手を打つのか?という補正を入れてあげないといけません。うまくいかないところに時間をかけられるように設計し直す,類題への運用練習のためにもう1冊同レベル帯に取り組む,などがあげられます。

試験時間内の最適化

これは自分の特性のうちに入ることかもしれませんが,案外ちゃんとやっていないために事故を起こしている人が多いので,分けて記載しておきたいことです。試験時間内にどれくらい解くか,どのペースで解くか,どの順番で解くか,について考えてもらいたいのです。例えば平均40点のテストに対して50点は取っておきたい,というときに100点を狙う受け方をして逆に失敗する,みたいなことを避けられるようにしていこう,ということであります。よくあるケースとしては,大量の(先生でも間に合わないかもしれない)分量の出題にあわてて,全問埋めようとして計算が粗くなり,大きく点を落とすケースが見受けられます。ゆっくり7割も取り組めばゆうに平均点を超えられたのに,です。これは中学時代に平均70以上のテストで満点近くを狙う,みたいな癖がそのまま残っているためかと思います。

このことは実は共通テストにも関わっていて,共通テストになって(特に文章量で)量的な問題が生じており,そのために急ぐことで逆にコケるという現象が見られます。そういったときに自分にとってのトラブルメーカーと早々にぶつかる必要はないわけですし,目標点を取れるようにやればいいのですが,どうしても100点狙いと同じことをしようとしてしまっている節が見受けられます。その辺りをルール化して戦術的にやって上手にいなす,というのも試験の技術ではないかと考えています。(前からやって間に合わないのは実力不足!と一刀両断しているコメントも見受けられますが,全員が9割狙いしなきゃいけないわけでもなし…。)模試やテスト形式の対策教材はその調整の格好の材料ですから,上手に活用して備えてもらいたいものです。

 

以上,テストの後にこそ考えることをいくつかまとめて記載してみました。参考にしてもらって,次の取り組みに活かしてもらえれば幸いです。

 

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自分を楽にする計算の選択:「面倒臭い」は工夫のチャンス

こんにちは,大学受験kawaiラボの河井です。塾という仕事をしていると,いろいろな計算に出くわし,またみんながどういうふうにやっているのかをを見る機会が多いです。「それいいね!」と唸る計算方法もあれば,「それキツくね…?」と感じる計算まで。今日はちょっと計算について少々お話ししようかと思います。今日問題にしてみるのは連立方程式。

中2の連立方程式のお話

こんな連立方程式を解いてみましょう。なんてこともない普通の連立方程式です。(ちょっと数字が大きいですが割り切れる数字にしたかったので…。)

\begin{cases}
7x+5y=17\ \ \ \ \ \cdots ①\\
5x+7y=19\ \ \ \ \ \cdots ②
\end{cases}

多くの人が

\begin{align}
①\times 7\ \ \ \ \ \ \ \ 49x+35y&=119\\
②\times 5\ \ \ -)\ \ 25x+35y&=95\\
\overline{\ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ }&\overline{\ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ }\\
24x&=24\\
x&=1\ \ \ \to ①\\
7\times 1+5y&=17\\
5y&=10\\
y&=2\\
\end{align}

のように解くのではないでしょうか?今回,数値もそれほど面倒でない(ようにつくったつもり)ですからまぁいいような気がします。でもちょっと数字を変えたらどうでしょう?

\begin{cases}
7x+5y=2\ \ \ \ \ \cdots ①\\
5x+7y=3\ \ \ \ \ \cdots ②
\end{cases}

さっきと全く同じように解いてみましょう。

\begin{align}
①\times 7\ \ \ \ \ \ \ \ 49x+35y&=14\\
②\times 5\ \ \ -)\ \ 25x+35y&=15\\
\overline{\ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ }&\overline{\ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ }\\
24x&=-1\\
x&=-\frac{1}{24}\ \ \ \to ①\\
7\times \left( -\frac{1}{24} \right)+5y&=2\\
5y&=\frac{55}{24}\\
y&=\frac{11}{24}\\
\end{align}

結構面倒くさくなってきました。もうちょっと楽をしたい,というのは人間の本能ですよね。これを改善するには前半でxを求めるのに使った消去法をもう1度やればいいのです。

\begin{align}
②\times 7\ \ \ \ \ \ \ \ 35x+49y&=21\\
①\times 5\ \ \ -)\ \ 35x+25y&=10\\
\overline{\ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ }&\overline{\ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ }\\
24y&=11\\
y&=\frac{11}{24}
\end{align}

随分と楽になりましたね。でもこの解き方にいく中学生は見かけません。高校生でもそうです。不思議な気がしませんか?

これ,昔気になって調べたのですが,中学生向けのワークはことごとく最初の方法,つまり消去法の後は代入法で解いているんですよね。だから,(著者の意図はないけど)刷り込みによって消去法の後は代入しなければならないになっていたりするわけです。誰もそんなことを言ったことはないのにも関わらず,です。でも,これに僕が気づいたのは30歳ぐらいになってからですから,しょうがないと言えばしょうがない気がもします。

だから高校生のこういう問題に苦しんでしまう

a, bはいずれも0でない定数でかつa2b2≠0として次の連立方程式を考えてください。構造的には先ほどの問題と同じですが,高校生らしく文字定数が2つもいます(だからさっきの問題もxyの係数を入れ子にしたのです)。

\begin{cases}
ax+by=2\ \ \ \ \ \cdots ①\\
bx+ay=3\ \ \ \ \ \cdots ②
\end{cases}

これを先ほどと同じように解いてみましょう。

\begin{align}
①\times a\ \ \ \ \ \ \ \ a^2x+aby&=2a\\
②\times b\ \ \ -)\ \ b^2x+aby&=3b\\
\overline{\ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ }&\overline{\ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ }\\
(a^2-b^2)x&=2a-3b\\
x&=\frac{2a-3b}{a^2-b^2}\ \ \ \to ①\\
a\times \left( \frac{2a-3b}{a^2-b^2} \right)+by&=2\\
by&=\frac{2a^2-2b^2}{a^2-b^2}-\frac{2a^2-3ab}{a^2-b^2}=\frac{3ab-2b^2}{a^2-b^2}\\
y&=\frac{3a-2b}{a^2-b^2}\\
\end{align}

かなり大変になりましたね…。この後半をさっきと同じ仕掛けで解いてあげると

\begin{align}
①\times b\ \ \ \ \ \ \ \ abx+b^2y&=2b\\
②\times a\ \ \ -)\ \ abx+a^2y&=3a\\
\overline{\ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ }&\overline{\ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ }\\
(b^2-a^2)y&=2b-3a\\
y&=\frac{3a-2b}{a^2-b^2}
\end{align}

とずいぶん楽になりました。消去法2回という計算の選択肢を加えるだけでこれだけ楽になります。もうちょっと数学らしいことを言うと,消去法の操作①×a-②×bで作った式と①または②の組は元の①と②の組と数学的に同じ意味(同値という)です。連立方程式は同じ意味になる式の組へと変形していき,最終的に数学的に同じ意味であるxの値とyの値の組に持ち込むことが連立方程式を解く,という作業になるわけです。

最後に数IIの軌跡の問題でも

せっかくなので数IIの2直線の交点の軌跡の問題も考えてみましょう。

mが全ての実数で変化するとき,以下の2直線の交点Pの軌跡を求めよ。
\begin{cases}
mx-y=2m\ \ \ \ \ \cdots ①\\
x+my=-2\ \ \ \ \ \cdots ②
\end{cases}

これを前問のようにまず連立方程式を解こう!というスタンスで計算すると,$$\left( \frac{2(m^2-1)}{m^2+1}, \ \frac{-4m}{m^2+1} \right)$$という交点Pの座標が求められます。そこで,$$x= \frac{2(m^2-1)}{m^2+1}, \ y=\frac{-4m}{m^2+1} $$として(x, yでおかないべき論は今日は棚上げしてください。)xyの関係式をつくろう!→mの消去となるのがとても素直なアプローチでしょう。

そこで先ほどの消去法の操作で作った式,そして解はもとの式と同じ意味をもつことを思い出してもらうと,最初の2式からx=, y=の形に直すことなく,最初からmを消去してもいいじゃないか!ということに気づくことができます。そうすると②式からy≠0の場合に$$m=\frac{-x-2}{y}$$と変形して,①式への代入により

\begin{align}
\frac{-x-2}{y}x-y=2\frac{-x-2}{y}\\
-x^2-2x-y^2=-2x-4\\
x^2+y^2=4
\end{align}

と求めることができます。ただし,この段階ではy≠0です。y=0のときは②が成立するのでx=-2,つまり(-2, 0)の点は軌跡に含めることができ,その結果除外点は(2, 0)となることがわかります。

この計算はx=, y=の形からももちろんできる(同値なんだから当然と言えば当然)のですが,取っ付きにくさが緩和されるのではないかと思います。

最後に工夫するきっかけのお話

計算の工夫をしよう,とか省力化しよう,というきっかけはなんでしょうか?勉強ごとでこの言葉を使うと嫌う人が多いのですが,実は「面倒臭い」とか「ダルい」という思いです。そういう気持ちに蓋をしてしまっている人の方が大変な計算に突き進んで苦労しているのではないか…?という気もしています。そういった心の声に対して跳ね除けるだけでなく,工夫するチャンスと見て目の前の問題の処理の改善に向かうきっかけになればと思います。


誰のための「現役合格率」なのか?

こんにちは,大学受験kawaiラボの河井です。2日間リフレッシュ休暇して,BBQ→海鮮祭り→WBCという優雅な休日を過ごさせて頂きました。ついでに高いところがダメ!な私がハイダイブで水飛沫を上げて滑ってくるという動画もありますが,非公開にしておきましょう(見たい人は直接見にきてください笑)…。最近の着火剤?にはこんなお茶目なのもあるんですね。真ん中に青や緑の炎が見えると思います。というわけで,すっかりこういう旅が気に入ってしまったので,夏のみんなバテた学校始まりぐらいに次の旅に行こうかと思ったりしております。


前置きが長くなりました(楽しかったので)。さて今日のお題,「誰のための現役合格率なのか」についてです。これは大学入試事情の話ですが,同じようなことが「公立高校全員合格」の話にもつながるところがあるので,高校受験の塾探しの方にもつながるのではないかと思います。

昨今の現役/浪人についての捉えられ方と見解

現役と浪人,どっちがいいか決まってるでしょ!と言われればそれまでなのかもしれません。浪人=望ましくないもの・苦しいもの,現役=望ましいこと,という捉え方が主流になっています。また,そんなしんどいことはしなくていい,そんなにやらなくてもいい,という風潮が強まっているように感じられます。

また,昨今では「人生は学歴ではない」「就職は学歴よりもコミュ力」という意見も強くなりました。この話はそこまで単純化できる話ではないですが,確かにいわゆる難関大でなくても生きられる,という主張はわからないわけではありません。

これに対して,私どもは「同じことをやりたいならより上の大学へ」と推すことが多いです。というのは,私の研究歴にも関連するのですが,良い環境(設備がいい/予算がある)で多くの経験が期待できるから,というのがあります。もちろん,受験戦略でとりあえず上を見ていくことで個々の取り組みを向上させてより高い着地点を得られる効果,いわゆる下げ止まりとも言いますが,こういう部分もあったりもします。

本題:現役合格率をめぐるあれこれ

さて,こういった時代背景をもとに,現役合格率をアピールする学校や塾が現れているわけです。でも現役合格率が高い,とはどういうことなのか?ということをもう一度考えてもらいたいというのが本稿の趣旨であります。つまり,高い現役合格率のために自分の希望を曲げられていることがないのか?ということです。

一部に聞いている話では「秋の模試でB判定以上でないと受けさせてもらえない」とか「リサーチで1点でもボーダーからマイナスがあったら変えさせられる」とかという話があります。前者は塾であったという話で,後者は学校の進路面談でもある話。もっと酷い話だと,「リサーチでB判定出ない時点で出さずに浪人させる」みたいな話もあります。こういった進路決定にまつわる話については非常にモヤモヤしたものがあります。モヤモヤについては後述に譲って,現役合格率を高くするために受けさせない/受験校を変えさせるというなら,それは本当にいいことなのか?

正直な話,その手法を使えば現役合格率を高くすることはそんなに難しくはない。僻地に行くことになろうが,学部・学科,ひいては職業の希望を変えさせることになろうが,そんなことおかまいなしにやろうとすればできなくはない。それで「作った」現役合格率で本当にその子のためになるのか?ということをもう一度考えてほしいわけです。(そうじゃなく高3になった時点での第一志望から変えずに100%を達成し続けている方がいればごめんなさい。)

大学受験kawaiラボの受験校を考えるスタンス

我々はひとりひとりの希望をヒアリングして,学校決めを行います。学部・学科を変えさせるのは基本的にはタブーにしています。これだけは大人の思惑で変えさせるのは良くない,と考えています。あとは本人のこだわりであるとか,家族会議で出ているリスクマネジメントの範囲だとか,性格だとかそういったところを加味して検討していきます。そして,そのこだわり,リスクマネジメント,選択の末にそれなりの浪人リスクがあるとしても,針の穴を通すことを狙うことになっても,その選択を我々は否定しない,ということです。

そういう選択の末の競争は悔しいことではありますが,百発百中で勝てるとは限りません。百発百中で勝てないなら意味がない,と言われるかもしれませんし,力不足だと言われるかもしれません。それでも我々はひとりひとりの希望に基づいた最適解を追求していきたいと考えております。そういう考え方に共感していただけるようでしたら,ぜひ一度お問い合わせくださいませ。


国公立前期入試までを終えて→新年度募集スタート

こんにちは,大学受験kawaiラボの河井です。びっくりするぐらいブログをサボって公募推薦・共通テストや2次試験・私大入試の対応に熱中していて,すっかりご無沙汰しておりました。健康を害していたわけではなく(むしろ体調はいいことになっているらしい),純粋に気がついたらこんな時期だった(なお,私立中高の定期テスト中+大阪府公立高校入試前ではある),というのが事実です。

共通テストと2次試験・私大入試との噛み合わせ,力配分といったものは「大学受験kawaiラボなりの答え」の枠組みは定まったかな,と思います。相変わらず2次・私大をベースに力をつける,という骨格はさほど変わったわけではないのですが…。そのあたり,現状の成績と見比べながらどのような方策をとっていくべきか,というお話については直接個別にさせて頂きたいと思います(人によって言うことが違うことも多々ありますし)ので,是非こちらから一度お問合せくださいませ。

さて,定期試験後及び高校入試後から頑張ってやっていこう,という方に大学受験kawaiラボに来て頂きたく,新年度募集を致します。ちょっと話を聞いてみよう/相談してみよう,と思われた方はこちらからお問い合わせください。

大学受験kawaiラボ 2023年度生徒募集要項

共通事項

開校時間:14:00〜22:00(原則,土日含めて開校。年に数回休講日があるかもしれません。担当講師の休みは個別に確認ください。)
授業料:高3生・浪人生 月55,000円/高1・2生 月44,000円/中学生 月33,000円
長期休暇期:高3生・浪人生は春季33,000円/夏季・冬季(直前対策含む)55,000円,高1・2生は春季11,000円/夏季33,000円を追加でお願いしています。
諸経費:入塾金 16,500円,年間維持費 19,800円
金額はいずれも税込です。

受験生(高3生/浪人生)について

4月からと言わず,今すぐにでも受験勉強を始めていきたい時期です。どのような学科に行きたいか,そしてどこに行きたいかに応じて,単純に偏差値表だけを見るのではなく,学習をどう組み立てていくのか,1年間の水位をどのように測っていくべきなのか,どこにどう力を入れていくのか,というところからお話ししながら,入試問題の手の動かし方→入試問題の実践→共通テスト/2次・私大対策へと進めていきます。

高2・3生/中高一貫の中学生について

教科書が学校の進行に伴って進んでいく時期であり,その定着を図っていくことが第一です。まず学校所定のワークをきっちりとこなせるようにすることから始めていきます。授業で「ふむふむ」と聞いていたことがやってみると案外できない,ということは非常に多いですから,その解消を行い,定期試験で確認するというサイクルが大切になります。また,定期的に受験する模試(学校指定のもの,なければ河合塾の全統模試)で過去の蓄積についても確認し,その補充は主に長期休暇期間の課題になります。

本人が抱く目標に対し,学校の進行が極めて遅い場合に限り,先取りでやっていくことが必要になります。その場合は個別に教科書内容の概念的な講義を行うこともあります。(ただ,多くの場合,そもそも学校の進度がそれなりに速いので,学習の軸足は復習が主になります。)

公立中学生について

教科書の進行に伴った学習が必要なことについては中高一貫生/高校生と変わりはないのですが,大きな違いは高校入試という関門が控えていること,そしてその高校入試には内申点というものが中1から(大阪府の場合)加算されていくことを考える必要があります(大学入試でも評定を考えることは推薦含めてありますが,その話はさておいておいて)。したがって,定期試験対策は極めて重要なものになりますし,課題提出は内申点確保において最重要課題であります。そのためには普段からの学習習慣の確立が重要になります。週回数を設けない方式で平日は毎日課題中心に勉強する,というような習慣づくりを中心として取り組んでもらうことを主眼に置いています。

注※ なおオンライン指導については個別にご相談ください。


大学受験kawaiラボ 2023年 合格実績(2023.2.28まで判明分)

大阪公立大学看護学部
関西学院大学理学部・経済学部
立命館大学理工学部
酪農学園大獣医学群獣医学類
岡山理科大獣医学部獣医学科
大阪医科薬科大看護学部
関西医科大看護学科
日本大学歯学部
北海道医療大歯学部
近畿大学理学部・農学部・国際学部・経済学部
甲南大学理工学部
龍谷大学農学部
大阪工業大学工学部(特待奨学生)・情報科学部
武庫川女子大薬学部・経営学部
桃山学院大学経営学部
大手前大経営学部
帝塚山大経済経営学部