共通テスト出願状況についての雑感
こんにちは、河井@大学受験kawaiラボです。暑い暑いと言っていたら急速に秋らしくなってきました(なのに暑い暑いと言っていますけど)ね。
さて、第1回となる共通テストの出願状況が発表されました。大方の予想通り、第1日程に固まってますね。
出願者数 | |
1/16(土), 17(日)(第1日程) | 531,118人 |
1/30(土), 31(日)(第1日程) | 789人 |
私立医科大入試が早くも19日から始まること、関西圏の私立大入試でいえば武庫川女子大が24日から、近畿大は前期A日程が共通テスト第2日程完全被りの30日・31日、関西大学が2月1日から入試スタートとなること、共通テスト受験者の多くが2月25日の国公立2次試験を受験することとその準備を考えても、第1日程を選択する人が圧倒的多数であるでしょうし、受験を多少なりともわかる人間であればそのように指導するでしょう。そういった意味では僕は世間は正常に作用したと考えます。
受験指導として、第1日程を指示するのは…という意見もわかるのですが、畿央大学のように例年より1週間遅らせて28日から、という対応を全私立大学が表明しない限り、自由な選択=第1日程の選択しかあり得なかったでしょう。もしそのような対応を全私立大学がとったとしても、出願状況の偏りはさほど変わらないと思いますが。また、第1日程の途中集計が出てきて、得点状況から推察されるボーダーラインなどが見えながらの受験は極めて大きなプレッシャーになることからも、第2日程の選択はかなり躊躇されます。
今年の共通テストは
・第1回目で試行調査をもとに対策教材や模試が練られているが当たるとは限らない
・センター試験が平均正答率60%目安を作成するのに対し、共通テストは50%を目安に作成される(となっている。これやこれをご参照ください。)
ということを考慮し、その上で戦術を立てないといけません(もうちょっとあれやこれや具体的に言及したいところですが、その辺はお問い合わせ頂いたご家庭の方に直接ご説明させていただきます。)。
こういう判断をもっと受験生主体にすべき、ということもよく言われますが、データ予測やはっきり言えば群集心理の予測、下手をすればヤマあてのようになってしまうことに受験生の時間を使わせ、本来次のステップに進むための勉強から遠ざけかねないことを僕はバカバカしいと考えています。正直に言って、些事であるこのような検証は周りの人間がすれば済むことです。受験生は本道から逸れるようなことは少なくとも大学受験kawaiラボにいるならしなくていいです。
本来やるべき勉強以外のところはこちらで引き受けながら、自分自身の本道を歩んでいける環境を大学受験kawaiラボでは作っていきたいと考えています。