今日は松江塾の真島先生に寄せられた質問に、kawaiラボ流でお答えしたいと思います。

まず、現在お通いの高校ですが、毎日楽しく通学している、それは素晴らしいことだと思います。むしろ、本当はあの高校が…、とずっと思いながら通学するのだと本当に苦しくなりますし、それをバネに勉強するというのも過去に囚われ負の感情だけで頑張ることになりますから、たとえ希望の大学に入れたとしてもそこで糸が切れてしまうことになると思います。

ではどのようにすべきなのか?

それはまずお母さまが公立高校受験不合格の過去から、次の受験という未来に意識を向けて頂くことだと思います。本人が新しい環境に馴染めているので、負の感情をこちら側から引き出そうというのはあまりお勧めできません。それよりも「どんなとこ行きたい?何やってみたい?何なりたい?」という未来志向でお子さまに働きかけてください。そして、お子さまの興味・関心を引き出しながら、「じゃあそれをできるところを一緒に探そう!」という立ち位置で接してあげてください。そうすると、お子さまもどんどん前向きに、希望の進路のために頑張るようになってくると思いますよ。

さて、大人の話として高校での勉強と塾です。

現在はおそらく高1なので英数と古典をしっかりしてもらえればと思います。英数は日付のかかる科目です。どうしても日々のコツコツとした取り組みが必要です。あとは古典ですね。文系ではもちろん重要ですが、理系でも国公立希望なら共通テストで必要です。後ほど数学と理科に追われるので、理系でも早期に古典に目処をつけておく必要があります。

塾選びとして、学校の内容と進度、志望校の難易度の差異を測れる先生にお願いしてください。高1は学校と並行程度でもよいですが、学校ではカバーし切れないところが出てきた場合にしっかりと教科書内容から教えられる、ということを重視してください。有名大学の学生が解き方だけ教えるような個別指導は欠点回避にしかならず、進路の足しになることは少ないです。個別指導でも力のある、進路と科目に詳しい先生にお願いしてください。三大予備校はトップ校でないとついていくだけでやっと、となると思います。河合の模試などで英数の偏差値が60を超えているようなら検討してもらってよいと思います。ただし、この場合、学校事情に合わせてもらえるわけではなく、かなり自主性が必要となります。そういったことでなければ、小さな塾でもしっかりとした大学受験を、しかも塾長の先生が先頭に立って指導し、小回りの利く対応をしてもらえる塾がおススメですので、時間をかけてお子さまと一緒に探して頂ければと思います。

長くなりましたが、何かお力になれることがあればご遠慮なくお申し付けください。よろしくお願いします。