ちょっとこいつ,何言ってるかわからない。そう言われることを覚悟して書きますね。

旧帝大とか東工大,一橋大に向けた勉強,私立でいうなら早慶とか。そういったところを目指す勉強は壁の向こう側に至っていないと苦しいな,と感じます。その壁の向こう側の勉強ができれば,高校入試でも大阪のC問題とか,あと,神奈川の特色入試や東京の自校作成などの高得点突破にも通じるところがあると思います。

僕は理数系の人間なので,数学(他科目も変わらないけど,話しやすい気がするので)で話を進めよう。

数学の勉強はまずは定義を知り,これまでの知識と定義から導かれる定理や性質を学ぶ。そして,4stepなどのワークでその基本的な運用をつかむ,その発展形をチャートや受験用の問題集で取り組んでやり方をマスターしていく…。

非常にザクッとしてますが,数学の勉強といえばおおよそこのイメージを持つ人が多いと思いますし,この流れで勉強してる人が多いことでしょう。

でも,いずれ頭打ちがきます。頭打ちなんて来ないぞ,という人は実は知らず知らずのうちに壁を超えている場合です。

頭打ち,と言いましたが,センターでそれなりに高得点が取れますし,上位大学にスッと入れることの方が多いです。ただ,その先があるということです。

それは1つ1つの原理や法則をどういうことか,と深く考え,ただのツールと解き方にすることなく取り組むというもの。そして,1つ1つの問題を自分の手で解きほぐし,どのやり方を,ではなく,何ができるだろう,これをやってみようかなとチャレンジしていくトライアンドエラーの学び。

理科ではこれに加えて現象や実験を記述した文章を読み込み,その情報を整理・抽出し,何ができるか考える,言語論理と科学的思考の融合が必要になります。ただただ公式や法則の使い方,に走っていったのではどうしてもこの手の問題に太刀打ちできない。

使い方は使い方で必要,原理原則だけでいきなり使えない人の方が多い。そこに異論はないですし,使い方をしっかり見せて,それをモノにしないといけない,それは前提。でもそれだけではない,そういう勉強に踏み込んでいって,そして,視界が開けてようやっとたどり着く境地。

そんな勉強に取り組んでいけるようにしていきたいですね。