昨日、「爆裂個人塾長座談会閲覧所」でも話してたのですが、進学先でどう人生が変わるかというお話しです。

最初にこのスクショを見てもらいたい。これは僕の母校の進学実績です。

定員は360人だったはず(320に減ったっけ…?)で、学年の1割以上が現役で京大、阪大筆頭に旧帝大に、4分の1以上が国公立大学に行くような、そういう学校です。同窓会誌によるとセンターの学年平均が75%ですからね、平均越えれば関西だと大阪市大あたりがきっちりボーダー、もう少しで神戸大だとかに届くわけです。

そういう学校なので、さぞかし素晴らしい授業が!と思われるかもしれませんが、そういうわけではないです。これは公立だからというわけでなく、私立、それも中高一貫の私立でもそう。カリキュラムはまぁ早いですし、ウィークリーテストや課題などの負荷はでかいです。普通の高3がやるようなことを高2で通り抜けたりしてますから。僕もそうだった。

でもね、そこじゃないんですよ。上から落とされてきたものじゃないんですよ。

それは「強烈な横への意識」。周りに対して遅れを取りたくない、落ちこぼれたくない、あいつに負けたくない、そういった意識が早期から起こりやすい。これが一番強烈に効いてくる。

いや、だって全国偏差値60越えして、校内偏差値が50いかない、なんて天狗になれやしない。前回70台でもすぐ隣にもっと上がいる。その環境でギヤを下げられるか?まぁ下げられないでしょうね。事実、校内で97とっても下げられなかった。(97は分布のマジックでしかないのですが、普段は70台でしかない)

僕はこの環境の力を「環境補正」と呼んでいる。会社員時代はほぼ任せっぱなしだったけど、高校受験も見ていた。そのときの力と3年後の力、明らかにひっくり返っていることがある。それは3年間をどう過ごしたかに依存するわけだけだが、追い越した側の特別な意識であることは滅多にない。本人たちは周りに合わせながらただただ普通に取り組み過ごしてきただけなのだ。本当にそれだけのことが多い。

もちろん、そこに自覚が乗っかっていけばより上にも行けるし、環境補正が小さいところでも上に行くことができる、それはもちろんそう。

じゃあ環境補正が小さいときにどうするのか?そこで塾の出番ではなかろうか?学校以外の場に環境補正の力を求めるのである。他の学校の、特に超進学校の子の意識に触れ、その意識に合わせていくのだ。そういうことができる塾に行くことをオススメする。

どの選択にせよ、子どもが伸びていきよりよい人生をつかむもの。やりたいことによっては偏差値などで測る序列の意味なんて簡単に崩れるわけですが、あくまでも大学受験、上位校受験を目指す、という立場からお送りしました。願わくばみんながみんな、よい進路選択とその実現を願って止みません。