Archives: 2021年11月21日

偏差値は本当に客観的指標になりうるのかーそもそも学力の客観性って…?

今日は、大学受験kawaiラボの河井です。さっきの営業記事と連投じゃない!って突っ込む人、それは僕が宣伝をサボりにサボっていたという証なので、お口チャックですよ…苦笑(基本的に宣伝は苦手)

さて、今日はちょっと別件でやり取りしていた内容にインスパイアされましたので、学力の客観性についてああだこうだと言ってみようと思います。その中で偏差値とか合格可能性とかその辺のこともちょっと触れることになると思います。

まず学力の客観性について、問題集の問題番号でできたかできてないかをつけるというのはセルフチェックとしては基本的な手法かと思います。が、これが客観性があるかどうか、となると、反復で問題を覚えてしまっていることもあるので、○がつくようになった=できるようになったとは必ずしも言いづらいことになってしまいます。

学校のテストについてはどうでしょう?単元の内容チェックとミスの発生についてはチェックできるでしょうし、校内という枠内で少なくとも選択科目の影響が少ないうちはそれなりの指標として、役に立たないわけではないですが、例えば全国の位置を示す訳ではないですし、短期記憶の要素や全教科均等の考え方が合否予想にそこまで整合性がとれる訳ではありません指定校推薦の件であれば全国での立ち位置ではなく校内での立ち位置ですからそれでいいのですが、一般入試のことを考えるとそういうわけにはいきません。

ではそこで模試なら…!となるのですが、主にベネッセ、河合塾(全統模試)、駿台模試があって(Z会や東進もありますが)とありますが、そもそもこれらの模試を単純に並べてはいけないところから知られていません。各々の模試の受験者層によって評価に違いが生じてしまうためです。平均点や分布の違いを調整しているのが偏差値ではありますが、母集団の違いを補正している訳ではありません。母集団がほぼ同一とみなしているときのみ、追跡の意味が生じるわけです。つまり、春は全統模試で秋に駿台模試を受けた、だとか、同じ業者の模試でもマーク模試と記述模試での差異も生じます。そういった観点から高2までの1つの業者模試と、高3では記述模試とマーク模試の双方を揃えて見ることが少なくとも必要です。

さらに志望校の合否について、判定が出ればいいのか、というとそうは考えづらいと思うわけです。これが僕が「模試の解像度」(これ、誰かが思いついてくれた表現かもしれません。著作権主張はご勘弁を!)と言っているところになります。模試の狙いとする難易度の近辺についてよく見える、という考え方です。例えばベネッセや全統模試は比較的オーソドックスな難易度で構成されていますし、一方、駿台はかなり重い問題を出す傾向があります。駿台模試の方が受験者そうが高めになっているのも要因かもしれません。そうなると、例えば進研模試で80に迫るような偏差値を出したとして、京大や東大の問題に手が届くかというと保証はならない(チャレンジする基礎はあると言えますが)わけですし、医学部に向けて共通テストや地方大の問題を揃える力はそこそこ担保できるかな、と見られます。一方で駿台模試であれば重い問題に対して対応する力で抜け出せるかがよく見えるわけですので、ここで高い評価を得ると京大や東大の問題を考えられそうですね、となるわけです。

じゃあ駿台模試さえ受けておけば大は小を兼ねる!となるのか?というとそういう訳でもないのです。目指す大学が求める学力、そこに必要とする学力に合わせた力が1番よくわからないといけない。オーソドックスな問題で高得点を求められているような大学もある、高難易度でじっくり考えて抜け出せる人材を求める大学もある、その要求を考慮せずに偏差値だけを見ても意味がないのです。そこで、過去問を元に何が必要かを考えることが必要で、どの模試がフィットするのかも考える必要があるのです。もちろん、その大学ごとの模試、いわゆる冠模試であればテストの色合いも受験者層もかなり近づくでしょうから、その点における精度は高いでしょう。(それは裏を返せば他の大学の模試の代替にはほとんどならないことを意味するわけですが。)

そういった模試の特色だとか解像度という話を込みにしていくと、本当に完全に客観的な指標というのはありえないんじゃないかな、というのが僕の考えるところです。ある基準で並べることはできるのです。ただ、その「ある基準」が本人にとって意味のあるものでなければ、将来の進路のためには実はなっていない、というのが重要な点です。そういった意味のあるものにするために、ある意味で主観的な判断をどこかに入れて評価に並べるところを決める、それが重要である意味でそここそが塾の役割なのではないでしょうか。

この冬から頑張っていきたい!/この冬の追い込みをより良いものにしたい!という方向けに、冬からのプランをご用意させていただきました。詳細はこちらからご覧ください各種お問い合わせについてはこちらからお願い致します。


2021、冬から頑張っていきたい方に

こんにちは、大学受験kawaiラボの河井です。ついこの間まで袖をまくって教室でやっていた、というのにすっかり冬めいてきて、鍋物や熱いラーメン・うどんが美味しい(こらそこ!いつもラーメン食べてるでしょとか言わない!)時節になってまいりました。通常の入塾に加えて、この時期らしい以下のようなプランを出しますので、この機会に大学受験kawaiラボをご検討ください。ご相談などはこちらからお願い致します。

① 高1・2・中学生対象「冬から頑張る人向けプラン」

現在期末テスト前で必死!になっている高1・2年生の方とその保護者さま向けのプランです。だんだん内容が難しくスピードアップしてきたな…という高1、期末テスト過ぎたらもう入試まであと1年だよね…と思う高2の方に、期末テスト後、これまでの振り返りから始めて年始からの学習にシームレスに移行してもらおうというものです。テスト明け(遅くとも12/15になると思います)から1ヶ月間、休み明けの課題考査までをカバーする形で通い放題形式で来て頂こうというものです。テスト直し、冬休みの課題の消化から始めて、必要に応じた補強や高2生だと受験勉強の入り口にあたるところをやってもらおうというものです。

<募集要項>
・期末テスト後の日程で1ヶ月間通い放題形式
・授業料:高1生・高2生とも44,000円(税込)、中学生は33,000円(税込)
・その後も大学受験kawaiラボで継続して頑張っていこう!と思って頂いた場合には1月分の授業料は半月分で計算させて頂きます。(+諸経費等)

② 受験生対象「過去問添削指導プラン」

これから追い込みの時期に入っていきますが、やっていて悩ましいと感じるのが赤本などの過去問を使っての学習になると思います。過去問研究は秋まで培ってきた基礎学力の上に癖だとか形式など慣れの要素を乗せることで自力が効果的に発揮できるようになるための最後のピースだと考えています。その過去問研究の効果を高めるべく、そのやってもらった過去問に添削指導をし、また、やり直しまで含めてオンライン(Slack)のやり取りでサポートしていこうというものです。

<募集要項>
・開講科目は数学(文理とも)・化学・物理・生物・英語です。
・オンラインツールであるSlackに問題と答案をアップ(LINEみたいに使います)してもらい、添削指導及びやり直しのやり取りを行います。
提出とやり取りの回数制限はございません。
・費用(1ヶ月あたり・税込):1科目11,000円、2科目20,900円、3科目30,800円、4科目40,700円(振込手数料はご負担ください。)

 

まもなく受験を迎える人/これから受験生になっていく人、どちらのサポートもしっかりしていきたいと思います。ご興味をもって頂いた方・ご相談されたい方はこちらのフォームからお問い合わせくださいませ。なお、以下には通常の講座の募集要項も掲載しますので、こちらにつきましてもご検討いただければ幸いです。

 

大学受験kawaiラボ募集要項

中学生〜浪人生まで、大学受験を念頭に入れて勉強をしていきたい人が対象です。初回面談時に現状を知りたいので成績資料(学校成績・模試成績)はお持ち頂きますが、入塾テストはございません。ラボの方向性をご理解頂いた方すべてに門戸を開いております。

指導形式:集団個別指導と言われるものですが、要は個別対応です。

○得意
・大学受験をがっつりと頑張りたい
・高校数学/物理/化学/生物/国語/英語をしっかりとしていきたい
・中高一貫校で高校数学の4step、サクシードや青チャート、フォーカスゴールドをなんとかしたい
・たくさん授業を聞くよりも自分が解いて身につけた

○不得意
・高校入試の内申点対策(難問をじっくり考えるのは得意ですが、中学の定期テスト傾向を掴んでいるわけではないので)
・短期スパンでのテストで結果が欲しい(対策で押し切るタイプの指導をしないので)
・授業らしい姿を求めている(自分ができるようになる、を主眼にしているのでたくさん喋る授業を求める人とは相性がよくない)

授業料:
高3・浪人:月55,000円(税込)
高1・2:月44,000円(税込)
中学生:月33,000円(税込)

諸経費:
入塾金:16,500円(税込、紹介の方は5,500円引き、兄弟姉妹の方は0となります。)
年間維持費:19,800円(税込、3月からで入塾月に応じて計算します)

長期休暇期間中の追加料金:
高3・浪人:夏季55,000円(税込)、冬季55,000円(税込、12月〜受験終了までの分です)
高1・2:夏季33,000円(税込)、冬季なし、春季:11,000円(税込)

これまでに掲載されていた金額を法制上総額表示にしたため、高くなったように見えますが、外税分を入れている形になっていますので、実際には変更はございません。ご検討いただいた方は

https://kawai-lab.co.jp/contact.html

よりお問い合わせいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

 

オンライン個別指導(zoom)募集要項

<要項>
・週1コマ80分、月4回。時間帯は平日土日夜21時以降、土日午前、平日日中で相談の上。
Slackにて質問対応・添削を受け付けます。
・費用(月額・税込):1コマ26,400円、2コマ48,400円、3コマ、66,000円
・前月末振込でお願いします。(振込手数料はご負担ください。回数が違う月は回数に合わせて変動します。)

オンラインが生きるタイプは1科目単位からできる個別指導ではないかな、と思っています。それもめいいっぱい講師側がしゃべるオンラインだけでなく、直接話す時間と添削のやりとりによるカタチを大学受験kawaiラボは提案したいと思います。そう言った意味では80分1科目、という進め方もあるでしょうし、1週間の学習の総括や次の指針立てをコマの中で行い、具体的な課題のあれこれは添削と課題のやり取りで進めることも可能です。また、フルパッケージの予備校などの補助や赤本のやり直しや解説に特化するなど、オーダーメイドで指導を構成することができます。そういった自由度の高いオンラインをひとつ提案したいと思います。お問い合わせはこちらからお願いいたします。