こんにちは,大学受験kawaiラボの河井です。今日は4月1日,新年度の始まりの日ですね。去年まではこの頃にはちょっと桜終わりかけのことが多かったように思いますが,今年はちょうど入学式に合わせた開花のようなので,春らしい(ただ昨日今日ともはやちょっと暑い)スタートになるのではないでしょうか。

新年度に合わせて,羽衣校と鶴見校の両方の地域で新聞折込を明日4/2に入れさせてもらいます。羽衣校浜寺公園駅の周辺から羽衣,高石駅,泉大津駅にかけての南海沿線を中心に,鶴見校は新森古市駅から今福鶴見駅,横堤駅の近辺までの日経,読売,産経,毎日,朝日の5紙に折り込んでもらっています。是非お手に取って検討して頂ければと思います。よろしくお願い致します。お問い合わせはこちらから

さて,今日の本題は新年度に向けてのスタートについてです。もちろん営業込み込みではあるのですが,4月ならではこれだけは意識しておいてね,ということを中心に書いていきますので,是非参考にしてください。

新年度だからこそフレッシュな気持ちを

新年度というのは誰もが心に確固としたものをもつ,そういったタイミングです。授業内容としても3月で一区切りついていることが多く,足並みが揃っており,気分一心で取り組むことができる季節です。一方で細かな用件(身体測定など)があり,授業もガイダンス的なところから探り探り始まってくることも多く,余裕があるだろうと思ううちにペースチェンジに置いていかれやすい,そういった事象の序奏になる時期でもあります。余裕があるうちにリズムの確立と修正・安定化を図っておく必要があります。

受験生に向けて

受験生は自分の方向性に対して待ったなしのタイミングであります。自分の人生設計から志望校や志望学科が逆算され,受験科目も決まってきていることでしょう。学校の科目との噛み合わせ(使わない科目があるとか)と評定の必要性など考慮しながら学習を進めていく必要があります。指定校と言われる学校推薦や総合型選抜を主軸にする人は,学校の学習を主体に据えればいいのですが,万が一のために一般や公募推薦を受けられるよう,軸となる科目の学習は行っておきましょう。

浪人生は予備校の生活が中心にはなると思いますが,自分の受験科目の中で柱になる科目の教科と弱みの克服のバランス配分が大事です。現役生も同じことは言えるのですが,弱いところのことを気にして強みを磨かない,というのもまた失敗の要因になり得ます。整えるだけでなく牙を持つこと,これを意識してもらいたいと思います。浪人生は現役生以上に予備校がみっちり詰まっていることが往々にしてあります。そこで,自分のやるべきこととのパワーバランスを取っていかないと,自分の補強ができない,というジレンマとうまく付き合うようにしてください。

数学や物理化学など,手の動かし方が鍵となる科目について,授業を受けるだけでなく自分でとく,その上での修正といったことは集団授業では難しいことがあります。そういったときの補強として,大学受験kawaiラボを考えて頂くのは一つの方策かと思います。

高2が気を付けるべきこと

無事に高1を乗り越えての今,去年と同じようにやればいいだろ,と思っている頃ではないでしょうか。それはある意味で正しくある意味で間違っているわけです。正しいのは同じようにやらねばならないという「自覚」の部分,間違っているのは去年と同じ物量でいいだろうという「見積もり」の部分です。文理選択で理科か社会のどちらかが重くなる方はコマ数から大変さの想定がなんとなくでもできてきますが,英数の見積もりが去年と同じではまずい。目に見えて響いてくるのは数学のワーク。4stepやサクシードなどのワークのページ数こそ去年と同じ量のように見えて,1ページごと,1問ごとの工数が大きくなります。河井がよく「去年よりサボっているわけではないのになぜかタスクは溜まっていく」と声をかける所以です。

あとはやはり数学の件ですが,よりシステムとしてしっかり把握し,その運用をしっかりできる,というところまで取り組まないといけない単元が多いように感じます。IAの方が人の知恵で取り組む,IIBIIICはシステムに立脚して処置する,というのがしっくりくるところがあります。その部分は練習でないとクリアすることができないので,同じではなくより多くの学習時間が求められることになります。

新高1の今だからこそ

新高1の皆さん,入学おめでとうございます。新しい環境(一貫校の人はそれほど感じないかもですが)で新しい内容に関わっていくスタートですね。特に高校入試組の人にとって,中学の頃とは学校のワークの重さが違う,予習復習の必要量が違うことを覚悟しておいてください。中学の時はテスト前にワークを作業としてババっとやればいい,というイメージが強いですし,入試にはそれほど役に立たない簡単なもの,という印象で取り組んでいたことでしょう。ですが,高校のワークは入試一歩手前まで踏み込んでいるものがほとんどですし,テスト1週間前に範囲を聞いてそれから,だと確実に間に合わない代物です。日頃から消化をすることが必要になります。今は内容的にもまだ余裕があるかもしれませんが,余裕があるうちにサイクルを作ってしまうことが重要です。

基本的にはどの科目も予習,ということを言う人が多い印象ですが,河井は英語と古典は予習(ただし文法だけやっている時は復習重視でいいと思いますが),数学や理科,社会科目は復習重視でいいと思っています。英語はまず読んでみて単語調べと構造的な不明点をチェックしておく,英文法は該当範囲を解いてみておく,その上で授業・復習で覚えきるという形になります。古文も英語リーディングと項目的には近いものがあります。現代文は文法的な不明点はないかもしれませんが。一方数学は予習は心の準備程度でもいいと思いますが,学んだことを使っていく復習の部分が大きく,ここをしっかりしないと早々に置いていかれがちだと思います。理科も特に物理や化学の計算にこの傾向が見られます。また,化学や生物,社会科目では反芻による知識の定着を大切にしていくことが重要です。

日単位で完璧を期そうとすると崩れたら取り返しにくい,そこで一気にやる気ごと消失して大崩れにつながることがあります。週単位程度で計画を立たり,授業の進行とリンクできていれば十分でしょう。また,隙間をしっかり用意して,緩衝材的にすること,リフレッシュに充てられるように,3年間続けると言うことを念頭に過ごしてもらいたいと思います。

 

以上,つらつらとなりましたが,新年度にあたって気を付けることを学年別にお届けしました。少しでも参考になれば幸いです。