Archives: 2024年5月29日

気体の溶解度ーヘンリーの法則を巡って

こんにちは,大学受験kawaiラボの河井です。すっかり初夏の様相を示してきた今日この頃ですが,体調などお変わりありませんか?季節の変わり目は体調を崩しやすいので,お気をつけ頂きたいところです。私も季節の変わり目は主に気圧の変化によってかなり調子が左右されますので,大過なく過ごせるようにしたいものです。

さて今回は以前書いた「固体の溶解度について」のご好評にあやかって(二番煎じって言わない!),気体の溶解度についてです。高2理系の1学期期末にもよく出る範囲ですし,ちょうどいい頃合いかなと勝手に思っています。

気体の溶解度とヘンリーの法則について

気体の溶媒への溶解について,炭酸水である二酸化炭素の溶解やアンモニア水などはよく知られていますが,水素や酸素もわずかではありますが溶媒(主に水)に溶解します。(そういえば水素水やら酸素水の話もあって言いたいことはいっぱいありますが,今日は割愛) 気体の溶解は熱運動が激しくなると溶媒から出ていこうとするため,いずれの気体でも温度が高くなると溶解度が小さくなるという特徴があります。これは固体の溶解とは違った特徴になります。

溶解度の小さな酸素,窒素,水素などの気体の溶解について,ヘンリーの法則が成り立つことが知られています。ヘンリーの法則とは

ヘンリーの法則
① 温度と溶媒の量が一定のとき,溶媒に溶ける気体の物質量はその気体の分圧に比例する。
② 温度と溶媒の量が一定のとき,溶媒に溶ける気体の体積はその気体の分圧によらず一定である。(ただし,溶かした圧力の条件で測定した場合に限る)

とまとめられるものです。①の物質量=molで表現した場合①と,気体の体積で表現した場合②があるために,どちらを使うの?など混乱が見られる,高校化学でも手を焼くところであります。①についてはより強くその気体を押し込んだらたくさん溶けそうだね,という理解がしてもらえそうですが,②については「え?分圧2倍で体積2倍にならないの?」と思われるかもしれません。

(a) 標準状態(0 ºC, 1.0×105 Pa)で1 mol = 22.4 Lを利用する
(b) 気体の状態方程式 pV=nRT を利用する

の2つが挙げられます。この2つの使い分けですが,標準状態換算のデータをもっているときで,答えるのがmolかgか標準状態での体積であれば(a)が有効ですが,測定条件が標準状態以外が含まれているならば(b)の方が便利かと思います。具体的な使い方は例題を見ていきましょう。

<補足> きちんとヘンリーの法則を理論化学で証明するためには理想希薄溶液の熱力学(化学ポテンシャルを用いた議論)が必要なのですが,高校範囲をはるかに超えるため,興味のある人はこちらのリンクから辿っていってください。

ヘンリーの法則の基本問題

では,本当に基本の「き」の問題から見ていきましょう。素直に

例題1) 0 ºCで酸素の圧力を2.5×105 Paにした。このとき,水3.0 Lに溶ける酸素は何gか求めよ。ただし,酸素は0 ºC, 1.0×105 Paで水1.0 Lに0.049 L溶けるものとし,酸素の原子量を16とする。

解答1) このように標準状態の溶解度とmolの換算だけで考えるなら,(1)の換算法が有効です。0 ºC, 1.0×105 Paで水1.0 Lに酸素が\(x\) mol溶けるとして,
$$1.0 : 22.4 = x : 0.049$$
より\(x=\frac{0.049}{22.4}\)molと求められます。酸素の圧力が1.0×105 Paの2.5倍,水が3.0 Lなので溶解する酸素は\(\frac{0.049}{22.4}\times2.5\times3.0\)mol,従ってその質量は\(\frac{0.049}{22.4}\times2.5\times3.0\times32=0.525 ≒ 0.53\)gと求められます。

今度は標準状態でないので,(1)の換算が使えないタイプです。

例題2) 27 ºCで酸素の圧力を2.5×105 Paにした。このとき,水3.0 Lに溶ける酸素はその条件のもとで何Lか求めよ。また,標準状態の下での体積と溶解した酸素の質量も求めよ。ただし,酸素は27 ºC, 1.0×105 Paで水1.0 Lに0.030 L溶けるものとする。

解答2) 今度は溶解度の測定条件が標準状態と違うので,(2)の気体の状態方程式による換算をしていきましょう。pV=nRTより $$1.0 \times 10^5 \times0.030 = nR \times 300$$ なので \(n= \frac{0.030\times 10^5}{300R}\) molと換算されます。酸素の圧力が1.0×105 Paの2.5倍,水が3.0 Lなので溶解する酸素は\(\frac{0.030\times 10^5}{300R}\times2.5\times3.0\)molとなります。

溶解した条件での体積をV1 Lとすると,pV=nRTより $$2.5 \times 10^5 \times V_1 = \frac{0.030 \times 10^5}{300R} \times 2.5 \times 3.0 \times R \times 300$$ よりV1 = 0.090 Lと求められます(①的には圧力の項は関係なく,水の体積のみに比例していますね)。また,標準状態での体積をV2 Lとすると,pV=nRTより $$1.0 \times 10^5 \times V_2 = \frac{0.030 \times 10^5}{300R} \times 2.5 \times 3.0 \times R \times 273$$ よりV2 = 0.20475 ≒ 0.20 Lと求めることができます。さらに酸素の質量は\(\frac{0.030\times 10^5}{300\times 8.3\times 10^3}\times2.5\times3.0\times 32=0.289\cdots≒0.29\) gと求められます。この計算の場合,気体定数Rは約分できることも多いのでなるべく計算せず,やむなく計算するぐらいがちょうどいいですね。

混合気体の溶解について

今度は混合気体の場合について簡単なケースを説明しておきましょう。

例題3) 窒素と酸素の体積比が4:1の空気が50 ºC, 1.0×105 Paで水に接しているとき,この水に溶けている窒素と酸素の質量比を酸素を1.0として求めよ。ただし,窒素と酸素は50 ºC, 1.0×105 Paで水1.0 Lにそれぞれ0.011 L, 0.021 L(標準状態換算)溶けるものとし,窒素と酸素の原子量をそれぞれ14と16とする。

解答3) 今回は標準状態換算で溶解度が与えられていること,質量を考えることから(1)で換算する方法を採用します。(なお,(2)で換算しても同じ答えが出ます。)水が何Lであっても比は変わらないので,感嘆のために1.0 Lとして考えましょう。

(1)の換算法により,窒素の溶解度は\(\frac{0.011}{22.4}\)mol,酸素の溶解度は\(\frac{0.021}{22.4}\)molと換算できます。ここで窒素と酸素の体積比が4:1であることから窒素と酸素の分圧の比も4:1であり,窒素と酸素の分圧をそれぞれpN2, pO2とすると,pN2=\(1.0\times10^5\times\frac{4}{5}=\frac{4}{5}\times 10^5\)Pa, pO2=\(1.0\times10^5\times\frac{1}{5}=\frac{1}{5}\times 10^5\)Paとできます。窒素の溶解量はpN2が\(\frac{4}{5}\)倍となっているので\(\frac{0.011}{22.4}\times\frac{4}{5}\)mol,従って質量は\(\frac{4}{5}\)倍となっているので\(\frac{0.011}{22.4}\times\frac{4}{5}\times28\)gです。また,酸素の溶解量はpO2が\(\frac{1}{5}\)倍となっているので\(\frac{0.021}{22.4}\times\frac{1}{5}\)molであり,その質量は\(\frac{0.021}{22.4}\times\frac{1}{5}\times32\)gとなりますから,その比は
$$\frac{0.011}{22.4}\times\frac{4}{5}\times28 : \frac{0.021}{22.4}\times\frac{1}{5}\times32 = \frac{0.011\times 4\times 28}{0.021\times 32}:1=1:1.83\cdots≒1:1.8$$と求められます。

気体と溶媒を封入して温度を変える問題

最後に難関,気体と溶媒を封入した問題について扱います。

例題4) 二酸化炭素は27 ºC, 1.0×105 Paで水1.0 Lに4.5×10–2 mol溶解する。ピストン付き容器に水10 Lと二酸化炭素を封入し,気体の体積を20 Lとしたところ,容器内の圧力は3.0×105 Paとなった。二酸化炭素はヘンリーの法則に従うとして,次の問いに答えよ。
A. 容器内に封入された二酸化炭素の物質量を求めよ。
B. ピストンを動かして気体の体積を10Lに圧縮したときの容器内の圧力を求めよ。

解答4) A. まず気体と溶解している二酸化炭素は別々に求める必要があります。気体部分はpV=nRTにより $$ 3.0\times 10^5 \times 20=n_気 \times 8.3 \times 10^3 \times 300$$により\(n_気 = 2.409\cdots ≒2.41 \)molと求められます(途中計算なので,有効数字を1桁多く取る!)。一方で溶解している二酸化炭素はヘンリーの法則に従うことから,$$ n_溶=4.5\times10^{–2}\times 3.0 \times 10=1.35$$molと求められます。全体の二酸化炭素の量は$$n_気+n_溶=2.41+1.35 =3.76≒3.8$$molと解ります。

B. 圧縮することにより,気体と溶解部分の組成が変わりますので,$$n_気+n_溶=3.76$$が成り立ちます。容器内の圧力を\(x \times 10^5\)Paとおくと,気体部分についてはpV=nRTにより $$ x \times 10^5 \times 10=n_気 \times 8.3 \times 10^3 \times 300$$ が成り立ちます。また,溶解部分については溶解度が\(x\)倍になることから,$$n_溶=4.5\times10^{–2}\times x \times 10$$が成り立ちます。これを\(n_気\)と\(n_溶\)について解くと\(n_気=\frac{10x}{24.9}0.4016\cdots x≒0.402x\),\(n_溶=0.45x\)となります。これらを\(n_気+n_溶=3.76\)に代入すると$$0.402x + 0.45x = 3.76$$これを解くと\(x=4.41\cdots ≒4.4\)となり,容器内の圧力は4.4×105 Paとわかります。

 

以上,気体の溶解度の問題のよくあるバリエーションから使い方がまとまるようにチョイスしてお届けしました。問題作りながら計算して書いているので,間違いなどあればお知らせくださいませ。また,もっと色々練習をみてほしい!ということがありましたら,https://kawai-lab.co.jp/contact.htmlにお問い合わせくださいませ。


大学受験・進路情報セミナー(公開部分)の動画

こんにちは,大学受験kawaiラボの河井です。すっかり暑くなってきました。羽衣校は教室の真上が屋上なので,実は日中は4月から冷房を入れないいけない日が多いのですが,帰宅して寝るのにも冷房がないと寝苦しくなってきました。もちろん,その分ビールは美味しいのですが…。

今回は鶴見公開校記念として先日行いました,大学受験・進路情報セミナーのうち,公開部分を載せていますので,是非ご覧ください。

大学受験・進路情報セミナーの録画公開

今回は5月18日に鶴見校開校を記念して開催されました,大学受験・進路情報セミナーの公開部分の録画がこちらになります。

公開部分では主なコンテンツとして,
・日常の学習習慣について
・科目選択/私立と国公立の選択
・新課程入試における変更点+総合型選抜について
をお話ししています。(約60分)

非公開部分の録画(共通テスト利用で私立併願をどうするのか,約30分))については限定公開にしております。スライド資料と共にリンクをお送りしていますので,ご希望の方はお問合せくださいませ
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入塾金:16,500円(紹介の方は5,500円引き)
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オンラインに関しては河井含め専任スタッフのキャパシティと時間相談次第です。持ち上がりの生徒が優先になり,残枠は極めて少なくなっています。ご相談はお早めに。


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こんにちは,大学受験kawaiラボの河井です。目には見えない気圧の部分も含めて天候不順のため,お天気に振り回される勢としては結構大変ですね。落ち着いた気候が待たれます笑

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5月18日(土)の19時半より鶴見校開校を記念して,受験情報に関するセミナーを開催します。決してセミナー慣れしているわけでもないですが,少しでも有益情報をお届けできればと思っています。オンライン参加で特に共通テスト利用の非公開部分をご希望される方はこちらからお問い合わせくださいませ。当日時間が合わない方も録画をお送りさせていただきますので,是非ご一報くださいませ。
日時:5月18日(土) 19:30〜

場所:大学受験kawaiラボ鶴見校(大阪市鶴見区緑1丁目9−8 ドムール緑町2F3・4・7号)

【主なテーマ】

・日常の学習習慣について

・科目選択のアレコレについて

・新課程入試とこれまでの変更点(総合型選抜の件も含めて)

・私立と国公立の選択のアレコレ

・共通テスト利用で私立併願をどうするのか(この部分はオンラインでは申込者のみ配信)

・個別相談会(鶴見校でご参加の方,オンライン参加の方は別途相談)

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こんにちは,大学受験kawaiラボの河井です。GWも開け,春らしさを通り過ぎて初夏の様相を示してきました。気候も生活リズムも乱れやすい時期ですが,体調を崩したりしていませんでしょうか?僕自身,気候の変動,気圧の変動には極めて弱く,老後は気圧の安定しているところに住みたいと思ってついつい検索したりします。アメリカ西海岸は魅力的でサンディエゴなんか良さそうなのですが,如何にもこうにも円安で生活費が賄え無さそうです…。オーストラリアのパースもダメかな,諦めてカザフスタンの首都のアスタナぐらいでいくっきゃないのですが,治安は(笑)でしょう。

中間テスト対策を兼ねて!無料体験授業

さて,そんなリカバリに専念しながら過ごしたくなる時期ではありますが,多くの人にとって中間テストが近づいてきているタイミングになります。「あ,やば…」と思われている方も多いかと思います。中間テストは担当者が去年と違う場合,どの程度なのか掴みづらい状況になることがあります(従って高1は全てが未知の状態でのテストです。それは中1もなのですが)。1年間の試金石にもなりますし,気持ちよく期末以降も頑張っていくためにも,なるべくこの段階で努力をしておく,頑張る癖をつけておくことが肝要です。

ちょうど今が1週間前程度になっている人が多いと思いますので,テスト前1週間とテスト期間中,めいいっぱい勉強してみませんか?大学受験kawaiラボは特に数学と理科(科学・物理・生物)に力を入れており,英国も含めてしっかりとテスト対策のためにワークに向かい合う時間をとっていくことができます。直ぐに塾に入るか決めていない方も歓迎しますので,どうぞお問い合わせくださいませ。もちろん,高3で部活を引退したから今からギアをトップに頑張る!という方のお問い合わせもお待ちしています。お問い合わせはこちらから。もしくはLINE公式アカウントからでもどうぞ

 

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5月スタート!ー連休過ぎたら頑張りどきが待っている

こんにちは,大学受験kawaiラボの河井です。羽衣に開校して5年超=奈良に引っ越して5年のうちにすっかり大阪の地理を忘れてしまっていた(大阪市には30年以上住んでいたのに!)らしく,鶴見校のある緑は道路の向かい側が城東区で,ちょっと北の関目高殿の駅よりちょっと北側は旭区だとこの2週間ぐらいで気付いた次第です。だからランディングページで掲載しているスタッフ(AI)のコラムのタイトルに書いている区名がちょっとずつ伸びていっているのです…笑

最近は生成AIが流行りで,主に情報を収集して分析+整理整頓して解答にしているのだと思うのですけど(細かな仕組みまでは知らないですごめんなさい),使ってみてこれはすごいなぁと思うことしきりです。ちょいちょい変な文章も作ったりしますが,情報収集の1次整理としては結構できちゃうかも…。前例のあること,解説が巷に溢れていることには強うそうです。一方で,案外数学的な問題解決はできない(生成AIにやらせるなという話かもですが)もので,難関校の定期テストの数学の問題入れたら全く見当違いの計算式出してきたりするので,その辺は餅は餅屋(数学ならWolfram Alphaが無料で使える範囲でも圧倒的に強いかな)なんでしょうね。

さて前置きが長くなりましたが(しかも今日の本論と全く関係なく笑),5月がスタートし,連休の後半戦は控えているものの,5/5には全統共通テスト模試,12には全統記述模試が控え,中旬には中間テスト(2期制だと月末ぐらい)が待っているこの時期の学習であったり,受験に向けてのことを書いていきたいと思います。最後に1つ新しい告知も。

5月の過ごし方を学年ごとにまとめると

最初の中間テストに向けてー高1 ver.

5月中旬には新年度最初の定期テストがやってきます。高1にとっては初めての高校の定期テスト,英数国は2つずつに分割されており,理社はカリキュラム次第ですが,理科基礎3つだったり社会も総合が3つだったりすることもあり,おそらく3年間で最もテストの科目数が多くなることでしょう。週2回ずつの理社は進行が緩やかなので,テスト前1週間前(できたら10日前)からやりたいので,英数を1週間前までにあらかた(ぎりぎりで入ったところを除いてぐらい)をやっつける必要があります。実はGWが終わった頃にはテスト10日前ぐらいなので,少なくともGW後半戦で勉強に割かないわけにはいかないのです。そこで上手にやりくりのもと,1週間前までに終えるべき英数の7割ぐらいまでは片付けておいてもらいたいところです。

最初の中間テストに向けてー高2 ver.

2年生では大きく2つの事態が起こり得ます。ひとつはサボっていないのに(サボるとなおさらになるわけですが)同じページ数のタスクが同じ時間で片付かなくなることです。特に数学に顕著に現れることが多いのですが,1問あたり,1ページあたりの工数の増大から同じかそれ以上に勉強時間を使っているのにタスクが溜まっていくという現象が起こるわけです。もうひとつが理系なら専門理科,文系だと主に歴史の探究が始まり,こちらの重さも1年の時よりグッと大きくなることが挙げられます。これらについて乗りこなすためには時間をより多く費やせる体勢を取る意外にないわけです。勉強一色にするとまではいかなくとも(いかせたがる人は多いですがメンタルが続かない恐れが高いです),上手にバランスを取ることは必須になります。連休中に4月分の内容についてはタスクが片付いている状態であることが望ましいと思います。

最初の中間テストに向けてー高3・受験生 ver.

受験学年について,学校推薦の総合型選抜を主軸に置いている人は高2までと同様に定期テストに重きを置くことになると思います。一方で公募制推薦や一般入試といったペーパーテストを主軸にする人は定期試験のこともありますが,受験勉強を進め,かつ模試で自身の立ち位置や現状の確認,中期計画の修正などを行うことになります。大学受験kawaiラボは全統模試を主に参照しています。そのスコアや偏差値(最近共テ模試だと生点より偏差値見る方がいいのか?となってますが)をもとに目標とのギャップやそのためにすべきことの確認やプランニングをし,夏の模試でまた確認する,という流れになっていきます。そうなると1・2年生に言うように「1日ぐらいはユニバに行ってもバチは当たらん笑」みたいには言えないわけです。模試の帰りなどにスタバの新作を嗜む,少し息抜きのものを見る,そのあたりまでになってしまうことでしょう。それくらいには忙しく過ごしてもらうことになります。

 

大学受験情報セミナーやります!

5月18日(土)の19時半より鶴見校開校を記念して,受験情報に関するセミナーを開催します。決してセミナー慣れしているわけでもないですが,少しでも有益情報をお届けできればと思っています。オンライン参加で特に共通テスト利用の非公開部分をご希望される方はこちらからお問い合わせくださいませ。当日時間が合わない方も録画をお送りさせていただきますので,是非ご一報くださいませ。

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