今日は、大学受験kawaiラボの河井です。GWも終わり、今日(執筆日5/6)は車に乗ったら26 ºCの表示が出たりする気候の中、皆様いかがお過ごしでしょうか。
GWが明けたところで1学期中間テスト2週間前に入った、という声がちらほらと聞かれます。この春中学校→高校へと進学したところだと、例えば数学が2種類になったりだとかで科目数が大きくなったり、また、本格的に古典が始まったりと変化が大きいので、不安も募ることでしょう。中学1年だと初めての定期試験になりますので、やはり不安は伴うことだと思います。
古典の学習については、大学受験kawaiラボに出講を頂いている安田先生からお話し頂けるのでさておき、基本的には教科書と付随するワーク群をきちんと取り組んでできるようにする、ということが第一です。学年によって、部活動(大阪は現在停止中のはずですが)や初めての電車通学への適応などで使えるキャパシティ、得意・不得意、進路希望の方向性などなどの事情はありますが、まずは英語、数学、古典の理解と解答能力の向上に努めてもらえればと思います。科目の順序をつけるのは、と言われそうですが、最低限中の最低限、あとで我々が後押しして手遅れにならないためにこの積み重ねだけは、という思いでこの3つを挙げておきたいと思います。本記事で科目のアレコレとかどこからとかいう前に、1番強く申し上げておきたいことは、
定期試験で1回や2回失敗しても死ぬわけでもない
ということです。総合型選抜(旧AO)/学校推薦型選抜(旧指定校推薦)の評定が…、という話で「1回の些細なコケも許されない」という人がいますけど、努力した上での1回の失敗で取り返しの効かないことになることはほとんどおきえませんし、些細な失敗まで全て先回りできるわけでもありません。それよりも大切なことは、
失敗の内容を吟味し反省と復讐をした上で次にどのように備えるかを考えて実行する
ということです。テストを受ければ思っているよりできていないことが見つかることもあるでしょう。ならばテスト後の復習を多く組み込むことを考えるべきでしょうし、素直にワークなどの対策をしてもそれ以上の学習が必要な問題を出されることもあるでしょう(これについては賛否ありますが、進学校ではよくあることです)。そうしたら、テスト前10日程度でワークを終わらせて、発展的な学習を追加できるように次回のテストでは計画を改める必要があるでしょう。定期テストはあくまでも中期的な学習の見直し材料であり、それは予備校などが主催する模試でも本来変わることのないところです。ですが、過度に成功を追い求めるあまり、1回でも(指導者の)意に沿わない点数を取ることが悪、みたいな風潮が散見されるのは残念でありません。願わくば失敗も成功もいずれもが学習する生徒に資するものになるよう、指導者はナビゲートしていけるのが望ましいですね。
高1・中1は今の学校で初めての定期試験です。よくわからないことだらけでしょうが、まずはこれだけはしなきゃな、と思うものを積み重ねていき、その上で次をどうするか考えればそれでいいのです。失敗も、成功も、今後に向けた材料でしかないのですから、3年後の自分の理想像に向けて、第一歩にしていただければ幸いです。2年・3年の人も科目担当が違えばテストは違うので、また新たな気持ちでこの1年のテスト始めをしていただければと思います。
最後に3月末に自宅からそう遠くない吉野まで車で走ってみてきた桜をお裾分けです。
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