こんにちは、大学受験kawaiラボの河井です。ここしばらく、新コース設立とその告知ばっかりやっていたので、ちょっとお仕事色が強い記事になっていたのをお許しください。ここ半年ほど悩まされていた五十肩が少し収まってきたところで思い立ったものを、勢い任せにどんどんリリースしちゃったので…汗
さて、今日のお題は高1の11月ごろにやってくる文理選択についてです。自分のやりたいこと、学びたい学科、なりたい職業から逆算、そういったところで選んでください、以上。で終わってしまっては記事の意味がないので、もうちょっと色々な観点から見ていきましょう。
まずなりたい職業が明確に決まっているときです。それは職業に直結する学科に必要な科目から文理選択をすることになります。学部と職業が完全に直結するのは医師・薬剤師・看護師・検査技術技師といった医療系、法曹関係(予備試験ルートはありますが)、小学校教員、そういった職業は例外的ルートはありますが、基本的にはその職業に就くために必要な科目を学ぶ学部に行くことになります。医療系は理系(看護は文系ルートもあります)になりますし、法学部は文系、小学校は専門科目の選択で選択することになります。
また、将来大学、企業問わず研究開発に進みたい、ということであれば、理工農系統から専門を絞り込んでいくことになりますので、理系に進むことが多いでしょう。工学部では化学と物理選択になるのが基本で、生物選択だと工学部は私立以外では難しくなり、農学部、理学部に必然的に絞られていきます。とはいえ、物理が超苦手で生物の方が…となる人もいると思うので、この方向性のこと、そして学部間で重なり合う専門性のところを考慮して、選択科目を考えてください。
一方で文学や経済学、社会学、言語学などに進みたいときには文系選択をすることになっていきます。この場合、社会科2つの取り合わせに気を遣う必要が出てきます。前述の法学部や教育学部文系もそうなのですが、社会科2つで公民を入れることができるかどうか、そして私立でも使えるのかどうか、という問題があるのです。国公立で共通テストに地歴B科目+公民2単位が可能であるところとないところ、記述で選択科目の縛りが複雑であったり、私立では地理や政治経済で受験ができない場合などがあります。また、例えば阪大外国語学部のように2次で世界史or数学という選択をする必要があったり、私立でも社会と数学の選択があったりと実は理系の理科より各大学ごとのややこしさがつきまといます。(上述のように、理系の理科は学部ごとで大きな枠組みで大学ごとの複雑さはさほどありません。)
問題はしたいこと、学んでみたいこと、なりたい職業がはっきりとしていないときです。この場合、ある程度好き嫌いと大きな方向性で選択を進めていくしかなくなります。この段階での選択は非常に重要で、比較的まだ文転は聞きますが、理転はやりにくい(僕みたいになんぜも自分でやってしまえ!っていう常識を知らない人はあまりいませんので)のが一般的です。比較的よく聞く文転でも学校での理系としての理数の単位取得をやり過ごしながら独学での社会の上積みなどの必要性が生じます。理転も同様で社会を必要より多くの単位取得を行いながら、しかも数IIIと専門理科2つの独学というと相当大変になります。相当量の学習と、サポートを受ける必要が出てきます。そういった意味でも高3になるところで大きく方針転換をせざるを得なくなることは避けたいところです。
いずれの選択にせよ、あまりに不得意教科ばかりが固まってくるときは、今考えている選択をしっかりと見つめ直し、克服するにせよ変更するにせよ、自分の覚悟をしっかりと持って選んで頂くことをお勧めします。個別具体事例についての相談をされたい方はこちらからお問い合わせください。相談の段階では費用は頂きませんので、お気軽に!
オンライン受講生、まだまだ募集しています!特に受験生で過去問などの添削指導を希望する方向けのコース、zoomとSlackを併用したオンライン個別指導のコース、どちらもも引き続き募集しています。後者のオンライン個別指導では週1回の1:1での個別指導(月4回)とSlackでの課題のやり取りとチェック・添削指導を行います。科目の講義的な要素も含めてのオンライン指導をご希望の方はこちらのコースをご検討ください。
オンライン添削指導(Slack)募集!
<要項>
・化学・物理・生物・数学・英語について添削指導をSlackを用いてやりとりします。
・各自が選定した過去問を解いて答案を問題・模範解答とともにSlackにアップして頂き、それに対して大学受験kawaiラボのスタッフが添削とコメントを入れてお返しします。直しについてもやり取りをいたします。
・提出とやり取りの回数制限はございません。
・費用(月額・税込):1科目11,000円、2科目20,900円、3科目30,800円、4科目40,700円 → 初月は3,300円割引
・前月末振込でお願いします。(振込手数料はご負担ください。回数が違う月は回数に合わせて変動します。)
記述対策において、手持ちの模範解答と異なるプロセスで解答をすることも多くあります。その場合でも満点答案であったりするわけですが、その判断に迷うことは多くあります。また、間違っている場合でもどこでどう間違っているのか、そしてどう直せばよいのか、そういったところに人の手を入れたいと考えることが多くあると思います。授業をとって、という形は時間的制約で難しかったり、アドバイスを少しもらえればいいのに…、という受験生向けのコースになります。(もちろん、高2生以下でもご希望頂ければ、4stepやチャート式、セミナー化学・物理・生物などで同様に添削指導を行います。)
ご希望の方はこちらからお問い合わせください!→ 大学受験kawaiラボお問い合わせフォーム
オンライン個別指導(zoom)募集!
<要項>
・週1コマ80分、月4回。時間帯は平日土日夜21時以降、土日午前、平日日中で相談の上。
・Slackにて質問対応・添削を受け付けます。
・費用(月額・税込):1コマ26,400円、2コマ48,400円、3コマ、66,000円 → 開講初年度につき月5,500円割引
・前月末振込でお願いします。(振込手数料はご負担ください。回数が違う月は回数に合わせて変動します。)
オンラインが生きるタイプは1科目単位からできる個別指導ではないかな、と思っています。それもめいいっぱい講師側がしゃべるオンラインだけでなく、直接話す時間と添削のやりとりによるカタチを大学受験kawaiラボは提案したいと思います。そう言った意味では80分1科目、という進め方もあるでしょうし、1週間の学習の総括や次の指針立てをコマの中で行い、具体的な課題のあれこれは添削と課題のやり取りで進めることも可能です。また、フルパッケージの予備校などの補助や赤本のやり直しや解説に特化するなど、オーダーメイドで指導を構成することができます。そういった自由度の高いオンラインをひとつ提案したいと思います。お問い合わせはこちらからお願いいたします。
One Comment
定期試験も模試も後の行動のほうが大事 | 羽衣・高石・浜寺の大学受験kawaiラボ 主宰 河井昌裕のブログ
[…] 高2になると文系・理系に分かれてきます。高1の秋には文理選択をしていきます。自分の進路の方向性を考えていくことになりますし,文系・理系各々で負担の偏りが生じてきます。文系は英国に磨きをかけるのが最優先,続いて進路次第ですが数学・社会になるでしょう。2次に社会の記述があるとか,私大で社会を選択する人は社会の進行を気にし始めておくべきです。一方,社会ではなく数学を軸にする人は英国と同等に数学に取り組まないといけません。 […]