こんにちは、大学受験kawaiラボの河井です。2期制の前期期末からはじまり、2学期中間テストとほぼ1ヶ月テスト期間が点在する10月でした。上旬のテストの頃はまだガンガン冷房を入れていたのに、気づけば暖房を入れるくらい(僕は暑がりなのでそんなことないですが)の季節柄になりましたね。

さて、今日はテスト終了後の毎度のことではあるのですが、テストが返ってきてそれをどう見るか、というお話です。テストがどの科目も良かった!という場合は特に言うことなし、その調子で勉強を継続していきましょう!だけなのですが、1科目でも悪かったりすると次回以降に繋げるためにもその精査が必要でしょう。

① 科目バランス/タスクバランスに追われてできなかった科目

この場合は勉強計画や時間の割り振りを再検討してみましょう。例えば、よくある例だと数学の課題が膨大になってしまった時なんかに犠牲になる科目が出たりします。あとは「この科目が不安で…」となって不安科目に時間を食われすぎている場合ですね。この場合は他の科目・タスクをやっつけてから残り時間を全投入、という作戦があります。理系の数学が他科目を食い潰す場合なんかはこの方式は非常に有用で、まずデイリーの英語をやって、理科1つや国語・社会、そしてその日の残り時間全部を数学に充てるというアバウトだけど傷は浅いタスクの立て方です。1日に振り分ける順番1つでこうもタスクの流れが変わるのか!となるので思っているよりやりやすい方法です。

② 結構できたと思ったのに点数が悪い科目

これも結構よく起きる事象です。この場合、自己分析しているとただただ悪い、できてない、わかっていない、と判断してもっともっと時間と量を注ぎ込めば…になりがちです。ですが、本当にそれでいいのでしょうか?

その自己分析、ちょっと待った!

特に数学ですが、物理・化学もです。自分が書いた内容を精査していますか?理科なら計算用紙にしか書いていないことも含めて。そこをしないと本当にわかっていないのか、少しのミスが思っている以上に大きく減点(これは採点基準の良し悪しにも引きずられることです。悲しいことですが、大学受験レベルでは起きえない減点があったりもします…。)されたのか、計算ミスなのか、そもそも問題設定上、ある程度の得点に抑えられてしまいがちなのか…、などなど色々なことがあります。そこの精査がないと次にやるべきことの策定ができません。つまり、努力しても空回りしてしまいかねないのです。それを防ぐためにも、しっかりと精査することが必要ですし、必要とあれば学校の先生、お通いの塾の先生、もしくは我々にでも点検を受けていただければと思うわけです。

 

☆ 文理選択・選択科目選択はやりたいこと・行きたい大学ベースに

本当にここは大切で、ついつい文理選択や受験科目はテストの点がいい方を…となりがちです。確かに見るのも嫌だ、いくらやっても欠点どころか最下位だ、ぐらいまで相性が悪いのに…というならそれを避けるのは否定はしません。ただ、平均点や点数分布、解答の中身も精査せずにぱっと見の点数で決めてしまうと、本当は好きでもっと得意になれる科目を捨ててしまうことにもなりかねません。英数の数字だけで決めろ、というような困ったアドバイスも流布しているようですが、文系の社会2つや理系の理科2つのウェイトの大きさ、切り札になる程度というのは志望する方向で違ってきます。もちろん私立で理社が1つしかないときも含め、どういうところに行きたいか、その場合の傾斜や選択で大きく変わるところです。適切な判断を適切なアドバイスのもとで行って欲しいな、と切に願います。(セカンドオピニオンだけでもお気軽にご相談ください!)

テストの分析から将来志向まで、しっかりやってもらうことで直近は次のテスト、そして将来の進路選択・獲得の材料になってもらえれば幸いです。手前味噌ですが、大学受験kawaiラボは各自の全科目のバランスを重視して科目間のパワーバランスなどを考えています。理系でも数学ばかり考える、よくある形ではなく、化学・物理・生物の力を存分に生かして成長に繋げています。そういった我々の考え方がもっとスタンダードになれば、と思う次第です。

 

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