Archives: 2023年3月19日

誰のための「現役合格率」なのか?

こんにちは,大学受験kawaiラボの河井です。2日間リフレッシュ休暇して,BBQ→海鮮祭り→WBCという優雅な休日を過ごさせて頂きました。ついでに高いところがダメ!な私がハイダイブで水飛沫を上げて滑ってくるという動画もありますが,非公開にしておきましょう(見たい人は直接見にきてください笑)…。最近の着火剤?にはこんなお茶目なのもあるんですね。真ん中に青や緑の炎が見えると思います。というわけで,すっかりこういう旅が気に入ってしまったので,夏のみんなバテた学校始まりぐらいに次の旅に行こうかと思ったりしております。


前置きが長くなりました(楽しかったので)。さて今日のお題,「誰のための現役合格率なのか」についてです。これは大学入試事情の話ですが,同じようなことが「公立高校全員合格」の話にもつながるところがあるので,高校受験の塾探しの方にもつながるのではないかと思います。

昨今の現役/浪人についての捉えられ方と見解

現役と浪人,どっちがいいか決まってるでしょ!と言われればそれまでなのかもしれません。浪人=望ましくないもの・苦しいもの,現役=望ましいこと,という捉え方が主流になっています。また,そんなしんどいことはしなくていい,そんなにやらなくてもいい,という風潮が強まっているように感じられます。

また,昨今では「人生は学歴ではない」「就職は学歴よりもコミュ力」という意見も強くなりました。この話はそこまで単純化できる話ではないですが,確かにいわゆる難関大でなくても生きられる,という主張はわからないわけではありません。

これに対して,私どもは「同じことをやりたいならより上の大学へ」と推すことが多いです。というのは,私の研究歴にも関連するのですが,良い環境(設備がいい/予算がある)で多くの経験が期待できるから,というのがあります。もちろん,受験戦略でとりあえず上を見ていくことで個々の取り組みを向上させてより高い着地点を得られる効果,いわゆる下げ止まりとも言いますが,こういう部分もあったりもします。

本題:現役合格率をめぐるあれこれ

さて,こういった時代背景をもとに,現役合格率をアピールする学校や塾が現れているわけです。でも現役合格率が高い,とはどういうことなのか?ということをもう一度考えてもらいたいというのが本稿の趣旨であります。つまり,高い現役合格率のために自分の希望を曲げられていることがないのか?ということです。

一部に聞いている話では「秋の模試でB判定以上でないと受けさせてもらえない」とか「リサーチで1点でもボーダーからマイナスがあったら変えさせられる」とかという話があります。前者は塾であったという話で,後者は学校の進路面談でもある話。もっと酷い話だと,「リサーチでB判定出ない時点で出さずに浪人させる」みたいな話もあります。こういった進路決定にまつわる話については非常にモヤモヤしたものがあります。モヤモヤについては後述に譲って,現役合格率を高くするために受けさせない/受験校を変えさせるというなら,それは本当にいいことなのか?

正直な話,その手法を使えば現役合格率を高くすることはそんなに難しくはない。僻地に行くことになろうが,学部・学科,ひいては職業の希望を変えさせることになろうが,そんなことおかまいなしにやろうとすればできなくはない。それで「作った」現役合格率で本当にその子のためになるのか?ということをもう一度考えてほしいわけです。(そうじゃなく高3になった時点での第一志望から変えずに100%を達成し続けている方がいればごめんなさい。)

大学受験kawaiラボの受験校を考えるスタンス

我々はひとりひとりの希望をヒアリングして,学校決めを行います。学部・学科を変えさせるのは基本的にはタブーにしています。これだけは大人の思惑で変えさせるのは良くない,と考えています。あとは本人のこだわりであるとか,家族会議で出ているリスクマネジメントの範囲だとか,性格だとかそういったところを加味して検討していきます。そして,そのこだわり,リスクマネジメント,選択の末にそれなりの浪人リスクがあるとしても,針の穴を通すことを狙うことになっても,その選択を我々は否定しない,ということです。

そういう選択の末の競争は悔しいことではありますが,百発百中で勝てるとは限りません。百発百中で勝てないなら意味がない,と言われるかもしれませんし,力不足だと言われるかもしれません。それでも我々はひとりひとりの希望に基づいた最適解を追求していきたいと考えております。そういう考え方に共感していただけるようでしたら,ぜひ一度お問い合わせくださいませ。


国公立前期入試までを終えて→新年度募集スタート

こんにちは,大学受験kawaiラボの河井です。びっくりするぐらいブログをサボって公募推薦・共通テストや2次試験・私大入試の対応に熱中していて,すっかりご無沙汰しておりました。健康を害していたわけではなく(むしろ体調はいいことになっているらしい),純粋に気がついたらこんな時期だった(なお,私立中高の定期テスト中+大阪府公立高校入試前ではある),というのが事実です。

共通テストと2次試験・私大入試との噛み合わせ,力配分といったものは「大学受験kawaiラボなりの答え」の枠組みは定まったかな,と思います。相変わらず2次・私大をベースに力をつける,という骨格はさほど変わったわけではないのですが…。そのあたり,現状の成績と見比べながらどのような方策をとっていくべきか,というお話については直接個別にさせて頂きたいと思います(人によって言うことが違うことも多々ありますし)ので,是非こちらから一度お問合せくださいませ。

さて,定期試験後及び高校入試後から頑張ってやっていこう,という方に大学受験kawaiラボに来て頂きたく,新年度募集を致します。ちょっと話を聞いてみよう/相談してみよう,と思われた方はこちらからお問い合わせください。

大学受験kawaiラボ 2023年度生徒募集要項

共通事項

開校時間:14:00〜22:00(原則,土日含めて開校。年に数回休講日があるかもしれません。担当講師の休みは個別に確認ください。)
授業料:高3生・浪人生 月55,000円/高1・2生 月44,000円/中学生 月33,000円
長期休暇期:高3生・浪人生は春季33,000円/夏季・冬季(直前対策含む)55,000円,高1・2生は春季11,000円/夏季33,000円を追加でお願いしています。
諸経費:入塾金 16,500円,年間維持費 19,800円
金額はいずれも税込です。

受験生(高3生/浪人生)について

4月からと言わず,今すぐにでも受験勉強を始めていきたい時期です。どのような学科に行きたいか,そしてどこに行きたいかに応じて,単純に偏差値表だけを見るのではなく,学習をどう組み立てていくのか,1年間の水位をどのように測っていくべきなのか,どこにどう力を入れていくのか,というところからお話ししながら,入試問題の手の動かし方→入試問題の実践→共通テスト/2次・私大対策へと進めていきます。

高2・3生/中高一貫の中学生について

教科書が学校の進行に伴って進んでいく時期であり,その定着を図っていくことが第一です。まず学校所定のワークをきっちりとこなせるようにすることから始めていきます。授業で「ふむふむ」と聞いていたことがやってみると案外できない,ということは非常に多いですから,その解消を行い,定期試験で確認するというサイクルが大切になります。また,定期的に受験する模試(学校指定のもの,なければ河合塾の全統模試)で過去の蓄積についても確認し,その補充は主に長期休暇期間の課題になります。

本人が抱く目標に対し,学校の進行が極めて遅い場合に限り,先取りでやっていくことが必要になります。その場合は個別に教科書内容の概念的な講義を行うこともあります。(ただ,多くの場合,そもそも学校の進度がそれなりに速いので,学習の軸足は復習が主になります。)

公立中学生について

教科書の進行に伴った学習が必要なことについては中高一貫生/高校生と変わりはないのですが,大きな違いは高校入試という関門が控えていること,そしてその高校入試には内申点というものが中1から(大阪府の場合)加算されていくことを考える必要があります(大学入試でも評定を考えることは推薦含めてありますが,その話はさておいておいて)。したがって,定期試験対策は極めて重要なものになりますし,課題提出は内申点確保において最重要課題であります。そのためには普段からの学習習慣の確立が重要になります。週回数を設けない方式で平日は毎日課題中心に勉強する,というような習慣づくりを中心として取り組んでもらうことを主眼に置いています。

注※ なおオンライン指導については個別にご相談ください。


大学受験kawaiラボ 2023年 合格実績(2023.2.28まで判明分)

大阪公立大学看護学部
関西学院大学理学部・経済学部
立命館大学理工学部
酪農学園大獣医学群獣医学類
岡山理科大獣医学部獣医学科
大阪医科薬科大看護学部
関西医科大看護学科
日本大学歯学部
北海道医療大歯学部
近畿大学理学部・農学部・国際学部・経済学部
甲南大学理工学部
龍谷大学農学部
大阪工業大学工学部(特待奨学生)・情報科学部
武庫川女子大薬学部・経営学部
桃山学院大学経営学部
大手前大経営学部
帝塚山大経済経営学部