大学受験kawaiラボ2021年募集要項

大学受験kawaiラボ募集要項

中学生〜浪人生まで、大学受験を念頭に入れて勉強をしていきたい人が対象です。初回面談時に現状を知りたいので成績資料(学校成績・模試成績)はお持ち頂きますが、入塾テストはございません。ラボの方向性をご理解頂いた方すべてに門戸を開いております。

指導形式:集団個別指導と言われるものですが、要は個別対応です。

○得意
・大学受験をがっつりと頑張りたい
・高校数学/物理/化学/生物/国語/英語をしっかりとしていきたい
・中高一貫校で高校数学の4step、サクシードや青チャート、フォーカスゴールドをなんとかしたい
・たくさん授業を聞くよりも自分が解いて身につけた

○不得意
・高校入試の内申点対策(難問をじっくり考えるのは得意ですが、中学の定期テスト傾向を掴んでいるわけではないので)
・短期スパンでのテストで結果が欲しい(対策で押し切るタイプの指導をしないので)
・授業らしい姿を求めている(自分ができるようになる、を主眼にしているのでたくさん喋る授業を求める人とは相性がよくない)

授業料:
高3・浪人:月55,000円(税込)
高1・2:月44,000円(税込)
中学生:月33,000円(税込)

諸経費:
入塾金:16,500円(税込、紹介の方は5,500円引き、兄弟姉妹の方は0となります。)
年間維持費:19,800円(税込、3月からで入塾月に応じて計算します)

長期休暇期間中の追加料金:
高3・浪人:夏季55,000円(税込)、冬季55,000円(税込、12月〜受験終了までの分です)
高1・2:夏季33,000円(税込)、冬季なし、春季:11,000円(税込)

これまでに掲載されていた金額を法制上総額表示にしたため、高くなったように見えますが、外税分を入れている形になっていますので、実際には変更はございません。ご検討いただいた方は

https://kawai-lab.co.jp/contact.html

よりお問い合わせいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

オンライン添削指導(Slack)募集!

<要項>
・化学・物理・生物・数学・英語について添削指導をSlackを用いてやりとりします。
・各自が選定した過去問を解いて答案を問題・模範解答とともにSlackにアップして頂き、それに対して大学受験kawaiラボのスタッフが添削とコメントを入れてお返しします。直しについてもやり取りをいたします。
提出とやり取りの回数制限はございません。
・費用(月額・税込):1科目11,000円、2科目20,900円、3科目30,800円、4科目40,700円 → 初月は3,300円割引
・前月末振込でお願いします。(振込手数料はご負担ください。回数が違う月は回数に合わせて変動します。)

 

記述対策において、手持ちの模範解答と異なるプロセスで解答をすることも多くあります。その場合でも満点答案であったりするわけですが、その判断に迷うことは多くあります。また、間違っている場合でもどこでどう間違っているのか、そしてどう直せばよいのか、そういったところに人の手を入れたいと考えることが多くあると思います。授業をとって、という形は時間的制約で難しかったり、アドバイスを少しもらえればいいのに…、という受験生向けのコースになります。(もちろん、高2生以下でもご希望頂ければ、4stepやチャート式、セミナー化学・物理・生物などで同様に添削指導を行います。)

ご希望の方はこちらからお問い合わせください!→ 大学受験kawaiラボお問い合わせフォーム

オンライン個別指導(zoom)募集!

<要項>
・週1コマ80分、月4回。時間帯は平日土日夜21時以降、土日午前、平日日中で相談の上。
Slackにて質問対応・添削を受け付けます。
・費用(月額・税込):1コマ26,400円、2コマ48,400円、3コマ、66,000円 → 開講初年度につき月5,500円割引
・前月末振込でお願いします。(振込手数料はご負担ください。回数が違う月は回数に合わせて変動します。)

オンラインが生きるタイプは1科目単位からできる個別指導ではないかな、と思っています。それもめいいっぱい講師側がしゃべるオンラインだけでなく、直接話す時間と添削のやりとりによるカタチを大学受験kawaiラボは提案したいと思います。そう言った意味では80分1科目、という進め方もあるでしょうし、1週間の学習の総括や次の指針立てをコマの中で行い、具体的な課題のあれこれは添削と課題のやり取りで進めることも可能です。また、フルパッケージの予備校などの補助や赤本のやり直しや解説に特化するなど、オーダーメイドで指導を構成することができます。そういった自由度の高いオンラインをひとつ提案したいと思います。お問い合わせはこちらからお願いいたします。


秋ー文理選択が迫るとき(主に高1に向けて)

こんにちは、大学受験kawaiラボの河井です。ここしばらく、新コース設立とその告知ばっかりやっていたので、ちょっとお仕事色が強い記事になっていたのをお許しください。ここ半年ほど悩まされていた五十肩が少し収まってきたところで思い立ったものを、勢い任せにどんどんリリースしちゃったので…汗

さて、今日のお題は高1の11月ごろにやってくる文理選択についてです。自分のやりたいこと、学びたい学科、なりたい職業から逆算、そういったところで選んでください、以上。で終わってしまっては記事の意味がないので、もうちょっと色々な観点から見ていきましょう。

まずなりたい職業が明確に決まっているときです。それは職業に直結する学科に必要な科目から文理選択をすることになります。学部と職業が完全に直結するのは医師・薬剤師・看護師・検査技術技師といった医療系、法曹関係(予備試験ルートはありますが)、小学校教員、そういった職業は例外的ルートはありますが、基本的にはその職業に就くために必要な科目を学ぶ学部に行くことになります。医療系は理系(看護は文系ルートもあります)になりますし、法学部は文系、小学校は専門科目の選択で選択することになります。

また、将来大学、企業問わず研究開発に進みたい、ということであれば、理工農系統から専門を絞り込んでいくことになりますので、理系に進むことが多いでしょう。工学部では化学と物理選択になるのが基本で、生物選択だと工学部は私立以外では難しくなり、農学部、理学部に必然的に絞られていきます。とはいえ、物理が超苦手で生物の方が…となる人もいると思うので、この方向性のこと、そして学部間で重なり合う専門性のところを考慮して、選択科目を考えてください。

一方で文学や経済学、社会学、言語学などに進みたいときには文系選択をすることになっていきます。この場合、社会科2つの取り合わせに気を遣う必要が出てきます。前述の法学部や教育学部文系もそうなのですが、社会科2つで公民を入れることができるかどうか、そして私立でも使えるのかどうか、という問題があるのです。国公立で共通テストに地歴B科目+公民2単位が可能であるところとないところ、記述で選択科目の縛りが複雑であったり、私立では地理や政治経済で受験ができない場合などがあります。また、例えば阪大外国語学部のように2次で世界史or数学という選択をする必要があったり、私立でも社会と数学の選択があったりと実は理系の理科より各大学ごとのややこしさがつきまといます。(上述のように、理系の理科は学部ごとで大きな枠組みで大学ごとの複雑さはさほどありません。)

問題はしたいこと、学んでみたいこと、なりたい職業がはっきりとしていないときです。この場合、ある程度好き嫌いと大きな方向性で選択を進めていくしかなくなります。この段階での選択は非常に重要で、比較的まだ文転は聞きますが、理転はやりにくい(僕みたいになんぜも自分でやってしまえ!っていう常識を知らない人はあまりいませんので)のが一般的です。比較的よく聞く文転でも学校での理系としての理数の単位取得をやり過ごしながら独学での社会の上積みなどの必要性が生じます。理転も同様で社会を必要より多くの単位取得を行いながら、しかも数IIIと専門理科2つの独学というと相当大変になります。相当量の学習と、サポートを受ける必要が出てきます。そういった意味でも高3になるところで大きく方針転換をせざるを得なくなることは避けたいところです。

いずれの選択にせよ、あまりに不得意教科ばかりが固まってくるときは、今考えている選択をしっかりと見つめ直し、克服するにせよ変更するにせよ、自分の覚悟をしっかりと持って選んで頂くことをお勧めします。個別具体事例についての相談をされたい方はこちらからお問い合わせください。相談の段階では費用は頂きませんので、お気軽に!

 

オンライン受講生、まだまだ募集しています!特に受験生で過去問などの添削指導を希望する方向けのコース、zoomとSlackを併用したオンライン個別指導のコース、どちらもも引き続き募集しています。後者のオンライン個別指導では週1回の1:1での個別指導(月4回)とSlackでの課題のやり取りとチェック・添削指導を行います。科目の講義的な要素も含めてのオンライン指導をご希望の方はこちらのコースをご検討ください。

オンライン添削指導(Slack)募集!

<要項>
・化学・物理・生物・数学・英語について添削指導をSlackを用いてやりとりします。
・各自が選定した過去問を解いて答案を問題・模範解答とともにSlackにアップして頂き、それに対して大学受験kawaiラボのスタッフが添削とコメントを入れてお返しします。直しについてもやり取りをいたします。
提出とやり取りの回数制限はございません。
・費用(月額・税込):1科目11,000円、2科目20,900円、3科目30,800円、4科目40,700円 → 初月は3,300円割引
・前月末振込でお願いします。(振込手数料はご負担ください。回数が違う月は回数に合わせて変動します。)

 

記述対策において、手持ちの模範解答と異なるプロセスで解答をすることも多くあります。その場合でも満点答案であったりするわけですが、その判断に迷うことは多くあります。また、間違っている場合でもどこでどう間違っているのか、そしてどう直せばよいのか、そういったところに人の手を入れたいと考えることが多くあると思います。授業をとって、という形は時間的制約で難しかったり、アドバイスを少しもらえればいいのに…、という受験生向けのコースになります。(もちろん、高2生以下でもご希望頂ければ、4stepやチャート式、セミナー化学・物理・生物などで同様に添削指導を行います。)

ご希望の方はこちらからお問い合わせください!→ 大学受験kawaiラボお問い合わせフォーム

 

オンライン個別指導(zoom)募集!

<要項>
・週1コマ80分、月4回。時間帯は平日土日夜21時以降、土日午前、平日日中で相談の上。
Slackにて質問対応・添削を受け付けます。
・費用(月額・税込):1コマ26,400円、2コマ48,400円、3コマ、66,000円 → 開講初年度につき月5,500円割引
・前月末振込でお願いします。(振込手数料はご負担ください。回数が違う月は回数に合わせて変動します。)

オンラインが生きるタイプは1科目単位からできる個別指導ではないかな、と思っています。それもめいいっぱい講師側がしゃべるオンラインだけでなく、直接話す時間と添削のやりとりによるカタチを大学受験kawaiラボは提案したいと思います。そう言った意味では80分1科目、という進め方もあるでしょうし、1週間の学習の総括や次の指針立てをコマの中で行い、具体的な課題のあれこれは添削と課題のやり取りで進めることも可能です。また、フルパッケージの予備校などの補助や赤本のやり直しや解説に特化するなど、オーダーメイドで指導を構成することができます。そういった自由度の高いオンラインをひとつ提案したいと思います。お問い合わせはこちらからお願いいたします。


実戦形式・過去問演習のお供に添削を

こんにちは、大学受験kawaiラボの河井です。もう10月にもなるというのに、大阪は未だに30 °C近辺をうろうろして残暑のまま秋がやって来ませんね。天候不順で野菜も高騰していますから、秋だしそろそろお鍋でも…、となかなかなりませんね。早く秋の味覚に溺れていたいところなんですが…。

さて、総合型入試や公募制推薦入試などいよいよ入試が始まっていきます。受験生にとって、この時期には過去問も含めて実戦的な演習を積んでいることかと思います。大学受験kawaiラボでも例に漏れず様々なセットを用いて演習を行い、その解答プロセスも含めてチェックや修正を重ねていく取り組みをしてもらっています。

そういう中で、「授業を取りたいわけではないけど、やった過去問の答案チェックはしたい」とか「発展問題でうまくできないときにアドバイスが欲しい」とかそういう希望があるかと考え、Slackを使った添削指導のコースも立ち上げることにしました。

 

オンライン添削指導(Slack)募集!

<要項>
・化学・物理・生物・数学・英語について添削指導をSlackを用いてやりとりします。
・各自が選定した過去問を解いて答案を問題・模範解答とともにSlackにアップして頂き、それに対して大学受験kawaiラボのスタッフが添削とコメントを入れてお返しします。直しについてもやり取りをいたします。
提出とやり取りの回数制限はございません。
・費用(月額・税込):1科目11,000円、2科目20,900円、3科目30,800円、4科目40,700円 → 初月は3,300円割引
・前月末振込でお願いします。(振込手数料はご負担ください。回数が違う月は回数に合わせて変動します。)

 

記述対策において、手持ちの模範解答と異なるプロセスで解答をすることも多くあります。その場合でも満点答案であったりするわけですが、その判断に迷うことは多くあります。また、間違っている場合でもどこでどう間違っているのか、そしてどう直せばよいのか、そういったところに人の手を入れたいと考えることが多くあると思います。授業をとって、という形は時間的制約で難しかったり、アドバイスを少しもらえればいいのに…、という受験生向けのコースになります。(もちろん、高2生以下でもご希望頂ければ、4stepやチャート式、セミナー化学・物理・生物などで同様に添削指導を行います。)

ご希望の方はこちらからお問い合わせください!→ 大学受験kawaiラボお問い合わせフォーム

 

また、引き続き、zoomとSlackを併用したオンライン個別指導も引き続き募集しています。こちらでは週1回の1:1での個別指導(月4回)とSlackでの課題のやり取りとチェック・添削指導を行います。科目の講義的な要素も含めてのオンライン指導をご希望の方はこちらのコースをご検討ください。

 

オンライン個別指導(zoom)募集!

<要項>
・週1コマ80分、月4回。時間帯は平日土日夜21時以降、土日午前、平日日中で相談の上。
Slackにて質問対応・添削を受け付けます。
・費用(月額・税込):1コマ26,400円、2コマ48,400円、3コマ、66,000円 → 開講初年度につき月5,500円割引
・前月末振込でお願いします。(振込手数料はご負担ください。回数が違う月は回数に合わせて変動します。)

オンラインが生きるタイプは1科目単位からできる個別指導ではないかな、と思っています。それもめいいっぱい講師側がしゃべるオンラインだけでなく、直接話す時間と添削のやりとりによるカタチを大学受験kawaiラボは提案したいと思います。そう言った意味では80分1科目、という進め方もあるでしょうし、1週間の学習の総括や次の指針立てをコマの中で行い、具体的な課題のあれこれは添削と課題のやり取りで進めることも可能です。また、フルパッケージの予備校などの補助や赤本のやり直しや解説に特化するなど、オーダーメイドで指導を構成することができます。そういった自由度の高いオンラインをひとつ提案したいと思います。お問い合わせはこちらからお願いいたします。

 

こういった大学受験kawaiラボらしい複数のプランを提供させていただくことで、柔軟に大学受験kawaiラボの専門性・スキル・ノウハウを活用してもらい、1人1人の希望の実現のお手伝いをさせて頂ければと思います。

なお、大学受験kawaiラボは今年3年目ですが、過去2年でこんな実績を積み重ねて来た塾です。どうぞよろしくお願いいたします。


大学受験kawaiラボらしいオンラインってものを考えてみた

こんにちは、大学受験kawaiラボの河井です。秋らしくなるかなぁと思いながらもまだまだ暑く、また、台風が来るとかいつ曲がるのか、となかなか秋を満喫できないところですが、十五夜の頃にはきっと秋を味わえるお天気になっていることだろうと思います。先日、オンラインで入試化学演習を開講しよう、というのを出してみましたが、大学受験kawaiラボが開校3年目ですが大学受験をがっつりやっている実績を秋のイメージでお見せしようと、こんなものを作ってみました。ちょっとは秋らしい背景にしたつもり…です。

さて、再掲にはなりますが告知です。ただし、いきなりではあるので9月度は体験授業扱いに変更したいと思います。ちょっと興味あるな、という方はお知らせください。事前資料をデータでお送りします。

入試化学演習オンライン講座、開講します!

<要項>
・「大学受験化学で初見の問題をその場でどうやって解くか」をテーマに演習解説型授業を行います。
Slackにて質問対応・添削を受け付けます。なお、英数物化生のどの科目についても質問・添削の受付をします。
・土曜日21:30〜22:50(夜遅めに設定してますので、掛け持ち可能です!)、zoom配信(録画も公開します。)
・初回は9/18(土)、月4回(9月は2回、1月・2月は3回)
・日程予定9/18, 25, 10/2, 9, 16, 23, 11/6, 13, 20, 27, 12/4, 11, 18, 25, 1/1, 8, 22, 29, 2/5, 12, 19
・費用:月20,000円 → 初年度開講につき月15,000円+税(月16,500円)前月末振込(9月度は体験授業扱いに変更します。以降の振込手数料はご負担ください。回数が違う月は回数に合わせて変動します。2回月:3回月:13,200円、税込)

ご希望の方はmail@kawai-lab.co.jpへのメール、こちらのお問い合わせページTwitterからDMLINEインスタのDM、いずれでもご連絡をくださいませ。

最初から「講師がわかっている筋書き」を解説するのではなく、「こいつ(=河井)はこんな作業を通して問題をわかりにいって解いている」というのをお見せする形の授業をしようと思います。2019年東北大第3問後半についての板書イメージを上げておきますが、こういう作業工程に書き込みを入れるようにしながらお話をします。なお、問題・板書はSlack上でpdfにて配布をします。

もう1つの特徴はSlack上での質問対応・添削指導も行う点です。大学受験kawaiラボが細やかにやっている部分をオンラインに多少なりとも移植しているのがSlackの活用です。返信にはいくらかお時間を頂戴しますが、記録にしながら常時書き込みができ、深夜帯は自動で通知が切られるので相手を起こす心配がありません。生活時間のズレも心配不要かと思います。なお、他の人のやり取りが見えないようにチャンネル設計していますので、河井とラボスタッフ以外にやりとりが見えることはありませんので、ご安心ください。

今回はもうひとつ。

オンライン個別指導募集!

<要項>
・週1コマ80分、月4回。時間帯は平日土日夜21時以降、土日午前、平日日中で相談の上。
Slackにて質問対応・添削を受け付けます。
・費用(月額・税込):1コマ26,400円、2コマ48,400円、3コマ、66,000円 → 開講初年度につき月5,500円割引
・前月末振込でお願いします。(振込手数料はご負担ください。回数が違う月は回数に合わせて変動します。)

オンラインが生きるタイプは1科目単位からできる個別指導ではないかな、と思っています。それもめいいっぱい講師側がしゃべるオンラインだけでなく、直接話す時間と添削のやりとりによるカタチを大学受験kawaiラボは提案したいと思います。そう言った意味では80分1科目、という進め方もあるでしょうし、1週間の学習の総括や次の指針立てをコマの中で行い、具体的な課題のあれこれは添削と課題のやり取りで進めることも可能です。また、フルパッケージの予備校などの補助や赤本のやり直しや解説に特化するなど、オーダーメイドで指導を構成することができます。そういった自由度の高いオンラインをひとつ提案したいと思います。

教室に来れない距離やピンポイントのご依頼まで含めて、大学受験kawaiラボの持ち味を生かしながら、いかになるべく多くの方の目標達成にコミットしていけるか、オンラインでも模索していきたいと思います。


夏も過ぎたので新しいことをやってみようーオンライン入試化学講座開講

こんにちは、大学受験kawaiラボの河井です。夏の間ご無沙汰して申し訳ありません。受験生はもちろん、まだ受験が来年以降の学年の人たちにも「遊びに行けなくて持て余して親子ケンカするくらいなら、暇つぶしぐらいのお気楽さで勉強したら」と言っていたら、想像よりも遥かに全体的にギアを上げて頑張ってくれた夏でした。その分、こうやって文を書くどころでもなくなっていたのですが…苦笑

余談ですが、世の中が例のアレで世情がよろしくない中、装備するマスクをKN95とかいう、サージカルマスク同等品にしました。お肌弱々なので、懸念していた耳よりも接触面で肌荒れが生じているようで、チャンカワイ似だとか言われるよりもっとブサイクになってしまうことが目下の懸念材料です…苦笑

さて、本題。知っている人は知っていますが河井はガジェットオタクなので、タブレット板書でzoom配信をする術を持っていて、教室スタッフとも共有しているのですが、これをもうちょっと活かしてみようかな、と。40歳の新チャレンジ(笑)ですね。で、教室ではやることのないタイプのことをしてみようかな、と思いました。

入試化学演習オンライン講座、開講します!

<要項>
・「大学受験化学で初見の問題をその場でどうやって解くか」をテーマに演習解説型授業を行います。
Slackにて質問対応・添削を受け付けます。なお、英数物化生のどの科目についても質問・添削の受付をします。
・土曜日21:30〜22:50(夜遅めに設定してますので、掛け持ち可能です!)、zoom配信
・初回は9/18(土)、月4回(9月は2回、1月・2月は3回)
・日程予定9/18, 25, 10/2, 9, 16, 23, 11/6, 13, 20, 27, 12/4, 11, 18, 25, 1/1, 8, 22, 29, 2/5, 12, 19
・費用:月20,000円 → 初年度開講につき月15,000円+税(月16,500円)前月末振込(9月度は開講まで。振込手数料はご負担ください。回数が違う月は回数に合わせて変動します。2回月:8,250円、3回月:13,200円、税込)

ご希望の方はmail@kawai-lab.co.jpへのメール、こちらのお問い合わせページTwitterからDMLINEインスタのDM、いずれでもご連絡をくださいませ。

最初から「講師がわかっている筋書き」を解説するのではなく、「こいつ(=河井)はこんな作業を通して問題をわかりにいって解いている」というのをお見せする形の授業をしようと思います。2019年東北大第3問後半についての板書イメージを上げておきますが、こういう作業工程に書き込みを入れるようにしながらお話をします。なお、問題・板書はSlack上でpdfにて配布をします。

もう1つの特徴はSlack上での質問対応・添削指導も行う点です。大学受験kawaiラボが細やかにやっている部分をオンラインに多少なりとも移植しているのがSlackの活用です。返信にはいくらかお時間を頂戴しますが、記録にしながら常時書き込みができ、深夜帯は自動で通知が切られるので相手を起こす心配がありません。生活時間のズレも心配不要かと思います。なお、他の人のやり取りが見えないようにチャンネル設計していますので、河井とラボスタッフ以外にやりとりが見えることはありませんので、ご安心ください。

このような形で、大学受験kawaiラボが提供できるオンラインの形をひとつ、やっていきたいと思います。新年度には高2以下対象の教科書講義+演習のコースと入試対策コースを各科目で提供できるカタチを目指していきたいな、と思います。

大学受験kawaiラボの新しいチャレンジ、どうぞよろしくお願いいたします。


軸や変数の設定をわかるということ

こんにちは、大学受験kawaiラボの河井です。期末テスト、終わってくる学校が出てきて問題を見たりしていますが、昨今平均的な子が解き終わることが物理的に不可能なテスト(70分で大問20個ある化学とか、50分で大問事実上10個ある物理とか)を作るのが流行りなのでしょうか、ちょっと作り手の粗さなり焦りなりが感じられるテストが増えてますね…。今日はそういう(ちょっとは言いたい)テストの愚痴の話ではなくて、テスト準備を見せてもらいながら感じた「問題/解答における文字や軸の設定」のお話です。なので数学にも通ずる話ですが、今日の素材は物理のお話です。

物理で投射運動の話をすると、だいたい下に書いたようなまとめにされていることが多いかと思います(タブレットで手書きだから下手なのは許して汗)。これらはそもそも等加速度運動の式v=v₀+at, x=v₀t+1/2at², v²-v₀²=2axの3式(もっと言えば3式目は2つの式からtを消去することで得られるのですが、まぁ便利なので)を小球の投げる状況ごとに適応したものでありますが、全暗記!と言われている人も多いことかと思います。

この公式の丸暗記でワークの基本問題は解けますし、高1の物理基礎で欠点を取ることはまぁ回避できますし、物理は取らないぞ、という人にはそれでとりあえず十分なのかもしれませんが、今後も物理とのお付き合いがあるとして、以下のような問題はどうでしょう?

この問題、実は先ほどお見せした公式通りに立式しようとするとちょっと困ったことになってしまいます。1問目は小球Bにとってはこの座標設定は公式通りにできるのですが、Aについては公式と向きは逆だし、場所は0スタートじゃないし…、と修正が必要になるのです。2問目は斜方投射の向きとしては座標設定が逆向きで、あと斜面とぶつかるところをどのように表すか、という問題が生じてきます。公式の機械的な適用では早くもこの段階でうまくいかないことが現れてくるのです。

公式導出が重要、と言いますが、そもそもこれらの公式は最もシンプルな表現になるように、ある意味で「恣意的に」座標設定などを行なっているのです。つまり、人間が問題解決のために最も良い設定を使っているわけです。もし、問題解決のために必要であれば変えればいいものですし、また、上記問題1のように2つの物体で都合が食い違う場合にはどちらかに合わせる必要が出てきます。そういった「諸事情」(と僕はよく言っているのですが)まで含めて、丁寧に取り扱いを紹介しておく必要が指導者側にあるでしょうし、また、その練習をしっかり積んでもらうように促していかないといけませんね。


「丁寧に説明する」「塾でやって帰る」がラボスタイル

こんにちは、大学受験kawaiラボの河井です。いくつかの話題で見かけること(リソースは聞かない!笑)から触発されて今日は記事を書いているのですが、それとセットで大学受験kawaiラボのスタイルについても改めてお話しできればと思っています。

○ 「丁寧に説明するのはよくない?」について

独学大全という本が流行るよりしばらく前から自学とかいう言葉が塾の先生たちの間で頻繁に見かけられるようになりました。その流れの中で時々、「丁寧に説明したら伸びない」とか「説明しないで考えさせるのが良い」という主張がチラチラと見えるようになりました。果たして本当にそうなのだろうか?

僕は通っていた中学校の状況や希望の進路とかあってかなり初期から塾なしで先取りの自学(課題は学校の先生にもらいに行ったり買ったりしてたのですが)をしており、その延長線上で塾なし(講習とかは参加してみたけど)で大学受験を経て現在に至ります(詳細割愛)。そういったことで自学で進めているとまぁ時間のかかること。おそらく器用な方なので新しいことを受け入れて自分の道具に変えるところは速い方だとは思いますが、入り組んだ問題などやっていると、特に世間で言う定石をそれほど知っているわけではないので、試行錯誤に極度に時間がかかった(その尊い犠牲が世界史とか英語とか…苦笑)ことを覚えています。

確かに、これが本来の学びであり、それくらい手間暇をかけて…、と言われればぐうの音も出ないわけですが、いろいろなものを切り詰めてようやっとこれだけ…では高校生としての生活が果たして成り立つのか?そこを少し緩和できるように、必要な説明を提供することは決して悪いことではないはずです。ところが、昨今では丁寧な説明=悪と言わんばかりの論調もそれなりに見受けられる。それはなぜか?

丁寧な説明によって納得してもらうと、それで終わってしまうことが多い。これが1番の理由です。だから丁寧な説明を悪者にする必要がない。当該の問題で説明をトレースするだけでなく、ちゃんと類題などでその考え方の実践を別にやればいいのだから。そしてワークとかそういったものは類題が連なっていることは多いので、そこまでの心配はいらない。そして、このままだと類題不足だな、と思うならそこでもう1問出すのが講師の腕の見せ所なんじゃないかな。そのあたりのことが足りていないから丁寧な説明をしない、教えないがいいんだ、に走ってしまうのだと個人的には感じている。

○ 「塾で勉強をするのは違う?」について

ちょっと前の話が長くなってしまった…。もう1つの話題、「家で誘惑するものがあるから塾で勉強するというのはおかしい」「真剣だったら誘惑とか関係ない」「自宅学習が本道だ」と言われる件。まぁ確かにこれは正論と言えば正論なんです。ただ、僕はこう言う正論を振り回す人は強過ぎる人と感じます。つまり、誘惑に対して自らを律することができ、そして、その律するということを他者にも求めすぎているのではないだろうか?と考えているわけです。

僕自身は家にいれば際限なく眠ります。睡眠と食事と教室であれこれで生活の99%ぐらい埋まってるんじゃないですかね。そういう人間なので物事をするとなると基本的に家を出てやる、というのが自分のこれまでもこれからも変わらない部分なんだと思います。

この話になると、僕はノマドワーカーってなんで存在するのか?ということを考えます。このご時世、Wi-Fiがあれば仕事ができるならカフェなどで仕事をしなくても巣ごもりで仕事をすればいいわけです。でも人はカフェで本を読んだり仕事をしたりする。大人だから、というのはアンフェアな返し方なのでやめましょう、ちゃんと理由を考えてみましょう、そうすると家だとくつろぐとか他のことをしちゃうとか、そういう理由が湧き上がってきます。(もちろん、カッコいいとかもあるでしょうけど)

と考えていくと、「人は場所で自らの振る舞いを規定する」という面があると思うのです。つまり、家は寛ぐ場所、外は頑張る場所、というふうに自分の中のスイッチが切り替わるのではないか?では自分のスイッチがオフにならないところで必要なことをやればいい、それには子ども・学生も大人も変わらないだろう、そういう考えに至っているわけです。そこで勉強する場所として塾を自らの中に規定してもらい、進めていきながら必要な助言であったり、解説であったり、課題であったりを提供する、いわゆるラボスタイルというのを確立していこうというのが今の原型になっているわけです。

○ 最後に(まとめ)

私たちはしっかりと自分の手で学習を進める、その中で必要なことは丁寧に説明し、演習を積んでもらって自分のものにしてもらいたい、そして、帰ったら今日の勉強は全部やってきたぞと言える、そういう環境の提供で成績への反映はもちろん、希望の進路の獲得だとか、一方でご家庭の負担軽減(これについては次ぐらいに)も実現できるような、そういう環境構築を行なっています。


問題集の周回がうまくいく人いかない人

こんばんは、大学受験kawaiラボの河井です。1学期期末テストが迫っている人が多い今日この頃、天気の不安定さと暑さに泣かされております。早くお天気落ち着かないかなぁ…。

今日は数学(そこ、しつこいって言わない!好きなもんで…)の勉強についてよくある話の1つ。○周やるor新しいのをやる、のお話をしたいと思います。「△周したらいけるっていわれた!」とかよく聞く話ですが、割と皆さん好きな話です…よね?

「スタンダード入試演習IAIIB」と「オリスタ入試演習数III」を10周やったら数学はほぼ満点!みたいなお話はよく流れます。非常に努力の跡が見える、そういう話ですし、美談になりますし、そう言う話は語り継がれることがとても多いです。これは定期試験における学校教材の4stepなどでも同じような話が言われます。そして、それでテストがうまくいかない子はちゃんとやってない…果たして本当にそうなのでしょうか?そういう問題提起なわけです。

その周回が正しいかどうかは実は人によります基礎的な考え方と取り扱いを習得すれば適用はお手のもの、というタイプの人はこの周回の勉強法で成果が出ます。未知の問題でも自然と習得している手法を使える人は、その手法の習得こそが勉強の根幹になるので、それこそ覚え込むような勢いの勉強がプラスになるわけです。

一方で真面目に周回をやればやるほど、問題と解答の対を作ってしまう人もいます。真面目に繰り返すことで記憶に問題と解答の文面ごと定着してしまうタイプがいます。そして、本人はそれを習得した、と感じてしまうため、その問題点には気付きません。極端な場合、ワークを5周繰り返して欠点を取ってしまうことさえ起こったことがあります。解いているノートを一見するだけではなかなか見分けがつかないこともあります。

この両極の結果が起こりがちなこの件、それを見抜くには新規の問題(類題)を解いてみて確認するのが1番ハッキリします。少し違うだけで固まってしまうようであれば間違いなく後者です。一方、いくつかの類題をやって問題なく進む場合は自分の現状のスタイルを崩す必要はありません。

では、覚えてしまうタイプの人はどうすればいいのか?基本的な考え方と取り扱い、いわゆる定石を知る、というところはどうしても欠くことができませんが、それを染み込ませ自分のものにする練習として、類題を豊富に解く方が上手くいくことがあります。そういった意味で、1周やって間違えた問題をもう1度やってできるようになっていたら、意図的にやるものを変えることをお勧めすることもあります。これは1回のテストでどうこう、というよりは長期的に付き合いながら見て、タイプを見ながら匙加減をしているところです。

現在、勉強に取り組みながら、イマイチ結果がついてこない、という人は、一度豊富な類題の触れた数で自分の手元を確立していく、ということを試してみてもいいかもしれませんよ。


テストで見るべきものは順位にあらず

今日は、大学受験kawaiラボの河井です。中間テストが終わって(二期制のところはまだかもですが)一部の模試は返却されて、その順位やら模試だと偏差値やら合格判定だとか、そういった話が色々出てくると思います。中間テストはその学校全体として受けるものですから、その順位で買った負けたと言っているのは切磋琢磨という意味では微笑ましい反面、それだけで大学進学のあれこれを語るには不十分ではあります。

先日、「入試システムの選択」でも触れましたが、定期試験というものは一定期間の学習内容の定着を測るものであり、(実力問題を混ぜたりすぐ先生もいますが)基本的には比較的狭い範囲指定をしたテストであるということです。科目によっては教科書+αの丸暗記を力づくでやって高得点を取っている場合(数学でも)もあります。また、文理選択後は同一科目でも難易度が著しく異なることもありますし、選択科目でそもそも試験の数が違うとかそういったことも起こり得ます。それでつくった順位だと、正直なところ「総論として、悪くはないね」ぐらいのことしか言えない、というのが率直な感想です。入試科目だけが全て、ではありませんが、入試どうこうの目安としては不十分であろうかと思います。

ここまでのテスト順位に対する反論はあくまでも大学受験の尺度に定期テストの校内順位を見ることが良策でないことをお伝えするために、その不備にあたるところを突いたのでありますが、こう言うと「いや、いい大学に行く子は全科目ちゃんとしている!」という反論が来ることでしょう。もちろんそういう人もいますが、一方でかなりドライに取捨選択している人もいます(是非はともかく、実は僕もその口で理数以外は最下位近いとかよくあった…。)。戦略上の選択として行なっている人もいれば、自分の興味関心の赴くままにバランス取りをサボりにサボるパターンもあるのですよね。僕はそういうのは微笑ましいと思うタイプなのですが、一部の真面目な大人からは嫌がられるようですし、全否定されることも少なくないようです。

おっと、話が逸れてしまった…。テストで本当にするべきことは新出事項の一定範囲の学習の達成度です。勉強をいかに規定していくかについての前稿でも触れましたが、テストでの間違った部分の検証と次の期間の学習における計画や復習の機会の確保に繋げることが1番大事です。これは模試でもさほど変わりません。ただし、受験に向けた模試では満点に対して間違った分を埋めるという復習というよりは、目標点数(特にマークは)に向けて足りない点数分埋める、と少し色が違ってきます。その微妙な匙加減は人によって違ってきますので、どう策定すればいいかは直接相談してもらいたいところです。

さて、模試についても一言。ある意味矛盾することを言いますが、高2までの模試で学年全体で受けるものについては中期的な目標として、順位を追いかけるのは実はそれほど悪いものでもないです。というのは、これまでの学習全体が反映しないといけない(進度が速い中高一貫校の場合ちょっとどころでないズレがありますが)ので、そのわかりやすい目標設定、モチベーションの部分で寄与するところが大きいからです。定期テストでもそうなのですが、入試の主要科目を中心にする統一のテストの中では狭い範囲では自分の順位、広くは偏差値というのは自分の学力を高めた指標として役立つところであるのは少なからず真実であります。

その一方で○○大に通るには、みたいな話をするのに単純に学校でどれくらい、というよりは世間に通用しているかどうか、から話を始めていくことになります。しかも、その○○大に通るために必要な条件(傾斜だとか、問題の構成だとか)は学校によって違うので、進研模試が高くてもダメじゃないね、ぐらいしか言えないものもありますし、云々、とこれもまた色々な学校事情がありますので、大学ごとの詳細は割愛させてください(必要な方は直接聞いてくださいね)。ただ、共通テストが始まってひとつ共通して言えるのは、マーク模試が私大入試と大きく乖離しかかっており、その偏差値が指標として使いづらくなっている、ということです(ここが今日1番大事なところ)。したがって共通テストに合わせられるからといって次第入試を突破できるとは言えない、学校ごとの構成のあれこれが反映しづらいというところが問題点ですので、当面、過去問の出来(+真っ正直な記述模試)から推察していくしかないでしょう。

短期的・中期的なところだけでなく、長期的な意味で成長し、目標を実現するために見るべきものを見て助言して促していけるような、そういう在り方を常に追求していきたいと思います。


勉強を時間やページ数で規定することの是と非

こんにちは、大学受験kawaiラボの河井です。今日も少々釘を刺すように発言してしまいましたが、勉強を時間数だけで規定したり量を語ったりする言説は非常に多いです。またはページ数や冊数で量の多寡を語る言説も多いですが、本当にそれでいいのか?と言うお話です。

この勉強量を規定することによって学習習慣をつけていこうという、学年的には大雑把に中学生前半までであると、1日○時間はやろう、と規定することはポジティブに働くと考えます。これは日々の習慣を変えることに大きな意味があるので、最初の第一歩としては非常に重要です。後述するようなタスクの達成度で変動的な要素を入れない方がむしろ効果的でしょう。このようなケースの場合だと、毎日ワークを各科目1ページというようにバランスをある程度取るべく、ページ数で規定するのもひとつの考え方であり、いずれも達成度にこだわるというより習慣化の要素の方が強く、また、段階的には習慣化ができれば定期テストなどでの一定の成果は見込まれるであろう、と考えられます。

その段階を超えて、高校生になってくるとどうでしょう。そして、受験生になってきてどうか。教科書を進めていく授業の中で傍用のワークを進め、知識のインプットと手法として定着させていく段階は量が効いてくるところは大いにあります。これはもちろんしっかりと思考を伴わせて学習をして欲しいのですが、思考もさることながら手を動かす経験値がそれなりにないと定着に至らない、という部分が強く現れるからです。そう言った意味においては量的に考えることは必要でしょう。

さて、この場合量で規定するとして、何の量をもって規定していくかという問題が生じます。学習の習慣化の段階では時間数で規定するのは有効な手段と述べましたが、高校生においてもそれは真であるのか。これについて僕はうまくいかない、と考えています。これはラボの生徒にもよく言うことですが、4stepなどのワークをやっていくと同じページ数でもIA、IIB、IIIとなるごとに1ページにかかる時間数が1.5〜2倍くらいになって、同じくらい勉強時間を費やしているのにタスクが溜まっていくことがよくあるのです。つまり、同じ時間数で勉強を規定すると、その時間で進む分量が少なくなってしまうことで必然的に課題が溜まっていく現象に陥るのです。

ではどうしていくのがいいのか。この段階では単純に時間数で語るよりはページ数の進捗で規定する方がベターであると考えます。本来は常に達成度で言いたいところですが、完了したかどうかだけでなく定着度などを含めての達成度となるとタスク完了はともかく、定着についてはセルフチェックしにくいところもあり、テストごとに測っていく方がやりやすいと思いますので、日々の取り組みでいえばあえてページ数の進捗を推すことになります。つまり、ページ数を期限までに(周回を含めて)規定して取り組み、中期的にテストで定着度を確認して、復習と次のテストまでの学習を進めて、というサイクルで進めていくことになります。

このようなサイクルを作っていこうとすると、どうしても時間数で勉強の設計が難しいところが出てきます。どうしても各ページで均一の時間を想定することになりがち(そこまで予見できなくて普通ですよ)なので、想定より時間がかかることも大いにあるでしょう。そこで自分の設計の中に遊び時間(アイドルタイム)といわれる空きを用意しておくことです。その空きの部分で想定とのズレを解消していくことが必要です。そうでないと、ズレがズレを生み、そのズレの積み重ねがストレス要因となって学習そのものを止めてしまうきっかけになりがちだからです。そこで、週に1日でも空きを意図的に入れることでズレの解消や余れば余暇に使ってよい、ぐらいにするのがいいと思います。

受験生にもなってくると、学校のタスクとテストに向けた達成だけでなく、自身の目標とそのための受験科目、その目標における科目間傾斜、自分の現状なども勘案した戦略、そういったことをひっくるめて日常を組み立てる必要に迫られます。この場合も単純に時間数で「各科目1時間ずつ」などとすると、目指す自分には近づいていくことができないでしょう。毎日少しずつやるもの、曜日のサイクルでいいもの、など状況だけでなく科目の特性まで考えて組み立てていくことで、真に目標達成のための取り組みになり得ると思います。そしてその取り組みを中期的に模試で点検・評価することで補正し、その繰り返しでもって目標達成に近づいてもらえればと思います。

という学習の組み立てにおける時間や量の考え方について述べてきましたが、読み返してみてもこれ難しいですよね(苦笑)。というところをカバーしていくためにも、学習をうまくコーディネートしていくアシストはあって良いと思いますので、必要と思ってくださる方はこちらまでお問い合わせくださいませ。

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